量子インターネット、量子グーグル、小型衛星、群知能、クライトン、酒井昭伸さん
2009-12-23


ASAHIネット([URL] )のjouwa/salonからホットコーナー([URL] )に転載したものから。
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[URL]
Googleの全貌その2
で、
[URL]
日経サイエンス 2010年 01月号 [雑誌]
の化石燃料は全廃できるという特集記事があったことを書いたけど、ほかにもすごい記事がいくつもあった。
 目次は、
[URL]
をどうぞ。
 アマゾン文明の記事2つもよかったし、「“頭をよくする薬”の現実」「太陽の兄弟星を探して」もよかった。
 しかーし、やはり、個人的には、
[URL]
秘密を守る量子グーグル
S. ロイド(マサチューセッツ工科大学
 量子力学を使って、どういう検索語を使ったか、Googleなど検索エンジン側に知られないようにして、検索するにはどうするかという話。
 本文には、概要を読むだけじゃわからない話がもっと書いてあって、完全に匿名で使える量子インターネットを実現する要素技術は少しずつできつつあるそうです。
 最後にあった、量子RAMを使った簡単な検索の実験には成功したというのは、びっくりした。どの程度のレベルなんだろう。量子RAMのスイッチング技術を使えば、量子ルータもできるそうです。
 ということで、量子インターネットが実現すると、量子投票、量子オークション、量子ソフトウェアなど、なんでも量子。
 佐野量子がいっぱい。\(^O^)/

 セス・ロイド先生は、量子コンピュータの研究者だけど、アイデアマンですね。
 ここでは、これまで何度も名前が出ているし、
[URL]
セス・ロイド著, 水谷淳訳「宇宙をプログラムする宇宙―いかにして「計算す
る宇宙」は複雑な世界を創ったか?」
の断片的な感想も何度か書いています。

関連:
[URL]
興味のある基礎研究、合成生物学、iGEM、分子コンピュータなど
[URL]
Java版Prologリンク集、Prolog、オントロジーなどのチュートリアル集
[URL]
多世界解釈、量子コンピュータ、日経サイエンス2008年04月号
[URL]
「アリエス」編集人の横山建城と申します
[URL]
日経サイエンス2009年4月号進化論大特集、病気の起源、驚異の昆虫
[URL]
はじめての現代数学、ハヤカワ文庫NF数理を愉しむシリーズ、じーもくん情報も

 もう1つ、特に面白かったのが、茂木健一郎対談「誰でも使える“パーソナル衛星”を作る」。東京大学の中須賀真一先生がやってる小型人工衛星の話。
 秋葉原にある部品で、安く作ってる。実際にいま、地球を周回してますから、大したものですよね。
 そういえば、
[URL]
オープンソースカンファレンス2009 Fukuoka
で、福岡大学理学部の濱田さんからのメールに「最近の学生は、ねじまわしの使い方さえ、ままならない」というのがあって、それについて、こんなメールが。
--- ここから ---
芝原 茂です。

前の会社で新入社員に悩まされました。

ねじ締めはドライバーを押し付けながら締めること。
十字ドライバーにはサイズのあること。

そういうことは常識だと思っていたのですが、全く判っていませんでした。
理系の学生さんの必須科目にいれて欲しいです。


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