Lisp, Scheme, Gauche, CLOS, STklos, Gaucheのオブジェクトシステム
2008-03-31


ASAHIネット([URL]のjouwa/salonからホットコーナー([URL] )に転載したものから。
---
 お気に入りの新宿ジュンク堂に行ったら、6Fの理工系の本もあるフロアの
レジ前は、
[URL]
John Alderman(著), Mark Richards(写真), 鴨澤 眞夫(翻訳)「Core Memory―
ヴィンテージコンピュータの美」
から
[URL]
『CORE MEMORY』イベントに行ってきました。
まで、4回にわたって紹介した「CORE MEMORY」がどどーんと柱のような棚に
展示してありました。
 そして、
[URL]
「プログラミングGauche」出版記念 第2回gauche.night開催のお知らせ
から、
[URL]
プログラミングGauche サポートページ
まで何度か紹介した
[URL]
Kahuaプロジェクト(著), 川合 史朗 (監修)「プログラミングGauche 」
が、「Core Memory」より大々的にどどーんと陳列してありました。
 ああ、首都東京新宿の大書店で、LispやSchemeの本が、こんなに大々的に陳
列してあるなんて、夢ではなかろうか。\(^O^)/

 ところで、「プログラミングGauche 」をめくっていて第21章「デバッグ」
で気づいたけれど、Gaucheって、ifなどもsytaxオブジェクトというオブジェ
クトなのね。
 Gaucheのオブジェクトシステムは、CLOS風なので、Common Lisp(CL)の人に
も馴染みやすいと思う。
 で、それは、12ページの記述によると、STklosのオブジェクトシステムの影
響を受けていると。このSTklosのオブジェクトシステムはCLOSの影響を受けて
いる。
 STklosは、Schemeの実装の1つですが、そのオブジェクトシステムについて
は、
[URL]
STklos Reference Manual 8. STklos Object System
をどうぞ。
 さらに興味深いのは、STklosは、Tiny CLOSの影響を受けているんですね。
Tiny CLOSを拡張し、効率的に実装したと。
 で、Tiny CLOSは、以前、紹介しています。
[URL]
Shiroさんが作ったScheme、Gaucheに関するお知らせ
をどうぞ。
 今回発見できたことで、個人的に面白かったのは、Tiny CLOSは、CLのオブ
ジェクトシステムとMOP(Meta Object Protocol)を設計・実装し、AOP(Aspect
Oriented Programming)の提唱者でもあるGregor Kiczalesさんが作ったんです
ね。
 紹介しておきながら、今回、読み直して気づいた。\(^O^)/
[URL]
AMOPはThe Art of the Metaobject Protocolのこと
[URL]
Peter Seibel著「Practical Common Lisp」(Apress)
も参照。

 そして、「Practical Common Lisp」で思い出しましたが、Lispboxは、もう
バージョン0.7になっています。Lispboxについてとダウンロードは、
[URL]
をどうぞ。
 古いバージョンのLispboxについては、
[URL]
Practical Common LispのLispboxと亀井さん作のxyzz
で書いてます。
 あ、すごいな。Lispboxでウェブ全体をググったら、ご本家の上記リンクの
次の第2位が、上記のおれのリンクだ。大丈夫か、LispboxかGoogle\(^O^)/

 「Practical Common Lisp」は、
[URL]
で、HTMLで読めます。
 その他、ネットで無料で読めるLispのオンラインテキストは、
[URL]
ネットで読めるLisp本
をどうぞ。


続きを読む


コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット