『CORE MEMORY』イベントに行ってきました。
2008-03-22


ASAHIネット([URL]のjouwa/salonからホットコーナー([URL] )に転載したものから。
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[URL]
『CORE MEMORY』の写真家・著者が来日!
で紹介した新宿ジュンク堂でのイベントに、昨夜行ってきました。
 30分くらいで終わるのかと思ったら、だんだん雰囲気がほぐれてきたことも
あって、結局、1時間半くらいやりましたね。
 撮影も大変、文章をまとめるのも大変、日本語版も大変といろいろと苦労話
が聞けました。
 一番笑ったのが、防空システムのSAGEコンピュータ。いまとなっては壮大な
無駄ともいえるが、いろんな技術革新をもたらしたそうなんですが、最高なの
は、巨大なSAGEコンピュータには、組み込みの灰皿があったそうな。\(^O^)/
 ほんまかいな。禁煙の世の中では考えられないよ。コンピュータに組み込み
の灰皿!\(^O^)/

 周辺機器で撮ってみたいのはないのかという話もありました。空調システム
とか周りの環境とか。でも、歴史と美の両方があるのは、やはりマシンそのも
のなのでということでしたが。
 周辺機器で、学生時代に九大の大型計算機センターの見学でみて、感動した
のが、富士通のMSS(Mass Storage System)。
 これ、大容量外部記憶装置なんですが、筒状の記憶媒体があって、筒(ボビ
ン)をいっぱい蜂の巣状に収めてあるんです。
 アクセスするときは、ゲームセンターのクレーンゲームを上から見ているみ
たいなもので、上下左右にボビンを引っ張り出すメカが動いて、ボビンを取り
出して、アクセスできるようにするんです。
 あれなんか、とってもアート、芸術、美を感じましたね。

 訳者の鴨澤眞夫さんともお話できたし、とってもうれP(死語)。
 なんか、鴨澤さんがおれをえらく持ち上げてくれるので、恐縮したよ。
 お前、そんなに体重軽いか?
 いやいや、そういう意味じゃないだろ。お前、ほんとに隠喩ってわかってな
いね。
 冗談冗談。
 とにかく、おれのことを持ち上げてくれるので、恐縮してしまいました。鴨
澤さん、とっても力持ち。\(^O^)/
 やっぱり、そっちかい。\(^O^)/

 鴨澤さんとの話でわかったこと。
 オライリーが出している電子工作やら生物実験やら、アレげな実験や制作、
すなわち、技術オタクがちょっとヘンテコなもの作ってみたりするMakeという
雑誌があって、これ、おれ、何かでオライリー・ジャパンのカタログをもらっ
たときに見て知りましたが、それも鴨澤さんがやってて、その中の電子工作を
実際に作って試している方も紹介していただきました。名前を失念、失礼。
 元はアメリカの雑誌だから、部品が日本で入手できなかったり、いろいろ日
米の事情の違いがあるので、単に訳すだけではなく、実際に作ってみて検証す
るんだそうです。大変だねえ。
 でも、コストがかかっても、そういう検証をちゃんとやるから、信頼感が出
てくるんですよね。これ、まだ、コンピュータやロボットにできないんです。
翻訳も単に訳すだけじゃ、知的作業じゃないもん。コンピュータにかなり侵食
される作業ですもん。
 何度かちょろちょろからんでいる、週刊ダイヤモンドの勝間和代の新・知的
生産術の特集の世界は、知的作業じゃないというのはそういう意味もあるわけ。
すでにか、いずれか、コンピュータやロボットで置き換え可能な世界のどこが
知的なんだと思うんだけどね。
 Makeは、日本では、第4巻まで出てますね。
[URL]
Make: Technology on Your Time Volume 01 (大型本)
オライリー・ジャパン (編集)
[URL]

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