ISIT定期交流会「太陽のエネルギー源をさぐる」、おとめ座銀河団の超科学も
2009-09-22


が、いまの地球の科学の言葉を使って大まかにいえば、量子テレポーテーショ
ンでエントロピーをブラックホールに捨ててます。
 そんなことできるの?
 できますよ。それができるようになるには、
[URL]
日経サイエンス2009年10月号、アハラノフ、ブラック・スワン
で紹介した、じーも数を使った数学で作られた理論を理解しないとだめですが。
でも、地球文明だって、ブラックホールにエントロピーが定義できることは発
見しているじゃないですか。たとえば、
[URL]
ホログラフィック宇宙
J. D. ベッケンスタイン
とか。あと、ここのブログでも
[URL]
Re: ポアンカレ予想
とか。
 でもそんなことをやってたら、ブラックホールは、ホーキング放射(ホーキ
ング輻射)で蒸発しちゃうんじゃないの? そうなったらどうするの?
 また、ブラックホールを掘るだけです。ゴミ捨て用の穴を掘って、ゴミを捨
ててその穴が埋まってしまったら、また、別のところに穴を掘るでしょ。それ
と一緒ですよ。
 でもさあ。それだったら、結局、エントロピーの捨て場を遠くへ遠くへ先送
りしてるだけじゃないの?
 そうですよ。
 えっ、そんなんでいいの?
 だって、この宇宙、地球でいう「熱力学の第2法則」、我々の言葉でいうと
[URL]
はじめての現代数学、ハヤカワ文庫NF数理を愉しむシリーズ、じーもくん情報も
で紹介した「じーもくんの法則」があるでしょ。エントロピーは増大するんで
すから、どうしようもないんです。でも、おとめ座の科学者たちは、別の宇宙
に捨てられないか。いまの地球の物理学でいいうブレーン宇宙論でいえば、別
のブレーンに捨てられないかを研究してます。ひこにゃん数や空海数(こうや
くん数)が発見されて、だいぶ見込みが出ています。それでも、エントロピー
の捨て場を先送りしていることには、変わりはないんですが。
 ふーん、そういうものなのか。なんか、がっかりだな。おとめ座銀河団、大
したことないじゃん。ところで、食糧危機の話はどうなったんだ。
 正三郎は、さっき、北海道の北あかりというジャガイモを蒸かしたのを、う
まいうまいといって食って満腹してたから、食糧危機の話はすっかり忘れてま
すね。\(^O^)/

 あー、そうそう。これを書くために、たしか日経サイエンスに食糧危機の話
があったなと思って、検索したら、なんと、
[URL]
ちょーショック。日経サイエンスの記事CD-ROMがもう出ない!
で嘆いた2007年の号でした(泣)。

[URL]
日経サイエンス 2007年 12月号

 目次は、
[URL]
日経サイエンス 2007年12月号
をどうぞ。
 まあ、ここにある概要で我慢するしかないね。


関連:
[URL]
スターストリーム 天の川がのみ込んだ小銀河の痕跡
[URL]
基幹物理学、やっと第2章終了
[URL]ホーキング放射

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