ISIT定期交流会「太陽のエネルギー源をさぐる」、おとめ座銀河団の超科学も
2009-09-22


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 今度の(財)九州先端科学技術研究所(九州先端研ISIT)の定期交流会は、
「太陽のエネルギー源をさぐる」
「太陽エネルギーと太陽電池 〜低炭素社会の実現を目指して〜」
を探るだそうです。
 九州大学大学院理学研究院の山岡均先生、九州工業大学大学院生命体工学研
究科の早瀬修二先生による講演です。
 詳しくは、
[URL]
をどうぞ。

 エネルギー源で思い出したけれど、
[URL]
ジャガイモ、チョーびっくり!
で話題にした三田紀房「エンゼルバンク」。
 このマンガのこの食糧危機の部分、ネタ本は、
[URL]
「食糧危機」をあおってはいけない (Bunshun Paperbacks) (単行本)
川島 博之 (著)
だそうです。
 この前、食糧危機はあり得ないといって、ブラジルなどに耕地にできるとこ
ろがまだまだいっぱいあるという話が出ていて、それで連鎖的に思い出したの
が、以前、週刊ダイヤモンドの連載で経済学者野口悠紀雄が、「食糧危機はな
い。ブラジルなどに耕地にできるところがあるから大丈夫」などと書いてて、
理屈は上と同じ。でも、エネルギー危機はあり得るから問題だなんて、書いて
たの。
 おれは、こういう論理構成が全然理解できないし、信用できないんです。
 この宇宙、究極的には、結局、エネルギーとエントロピーの話になりますよ
ね。エネルギーをどう宇宙(自然)から効率よく取り出して、エントロピーをど
う上手に捨てるか、そこに尽きるでしょう?
 地球文明は、産業革命以前は、自然からエネルギーは大して取り出してなく
て、エントロピーも大して捨ててなかった。別の言葉でいえば、自然を搾取す
る方法が下手だったし、ゴミの捨て方も下手だった。でも、出すゴミも少なか
ったから、問題になってなかった。
 ところが、産業革命が起きて、大規模に自然から搾取するようになったけれ
ど、エントロピーの捨て方は下手なまま。それが結局、いま、地球温暖化や環
境問題になってるわけですよね。
 何が言いたいかというと、エネルギー問題とエントロピー問題が解決しない
以上、食糧危機は起こりうるということ。農作物を作るのにも、エネルギーが
必要だし、エントロピーを捨てないといけないんだもん。
 それなのに、食糧危機は大丈夫だけど、エネルギー危機は問題だなんて、ま
るで理屈に合わないと思うんだよね。
 これが逆なら、話はよくわかるの。
 エネルギー問題、エントロピー問題はすでに解決ずみ。だから、食糧危機も
解決できると。これなら、理屈通りですよね。

 お前、基幹物理学で熱力学をちょっとかじっただけで、えらい、強気だな。
 もう、おれの脳内、カルノーサイクル、ぐるぐる回りっぱなしよ。\(^O^)/
 ところで、地球より遙かに進んでいるおとめ座銀河団は、どうやっているん
だ。お前ら、もう、銀河レベルのエネルギーを操れるんだろう?
 はい、大体、日本でいうと小学校高学年から中学生くらいで、太陽系の作り
方を学びます。太陽系を作って育てて、その観察日記を書くのが、夏休みの自
由研究の定番です。キットも売ってあります。たとえば、
[URL]
ですね。
 ディアゴスティーニの太陽系の模型じゃねえか。
 ま、そんなこんなで、太陽系を作って育てるときに、太陽系レベルのエネル
ギーの扱い方、エントロピーの捨て方を学ぶわけです。
 エネルギーの取り出し方はなんとなくわかるけど、エントロピーはどうやっ
て捨ててるんだ。
 あまり未開文明に秘密を開かすと守秘義務違反に問われることがあるんです

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