「朝日のように爽やかなぎゃあああああああああ読者諸君よこの心地よき悲鳴を聞きたまえ」
これ、ジャズのスタンダード
「朝日のように爽やかに(Softly as in a morning sunrise)」
をベースにしたギャグだが、ほかにもいろんなネタを仕込んであるんだろう。浅学非才だから、作家の企みをほとんど読み解けない。(>_<)
しかし、1つだけでも読み解けると、しばらく遊べるのが筒井康隆文学のうれしいところ。
今回、どう遊んでいるかというと、英語だと、
Softly as in a morningyaaaaaaaaa
ソフトリーアズインナモーニンギャアアアアアアアアア
か。いいわ、これ
ホラー映画の出だしだな。会社か学校か、朝、みんなが集まってきて、「おはよう」「おはようございます」「おはよー」と挨拶を交わしているシーン。
帰国子女の長身の金髪美女が「グッモーニン」「グッモーニン」と挨拶していたら、
グッモーニンギャアアアアアアアアア
と絶叫し、長身の金髪美女の身長がいきなり低くなる。
長身の金髪美女の身長がいきなり低くなったのは、後ろから何者かによって、膝から下を一刀両断にされたからだ。なんて、妄想が広がるわけ。
今回、ひとりノリツッコミも目立った。
「こら誰か早く指摘せんか」
という、ひとりノリツッコミも秀逸で、爆笑してしまった。
筒井康隆、平成最後の傑作。納得です。
作品名は、
「グッモーニンギャアアアアアアアアア」
お前、終わっとるわ。\(^O^)/
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