まだまだ続いていたNHK「100分 de 名著」、般若心経、面白かった
2013-02-05


ASAHIネット([URL] )のjouwa/salonからホットコーナー([URL] )に転載したものから。
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 以前、何度か紹介したNHKの「100分 de 名著」、まだまだ続いていた。
 司会も、伊集院光に変わったのね。

[URL]
100分 de 名著

 次は、デュマのモンテ・クリスト伯。最近、おれ、ちょっとしたモンテ・ク
リスト伯ブームじゃないかと思うことがあって、そのことは、股の機械に。

 さて、「100分 de 名著」。
 この前、番組表でたまたま気づいて、ああ、まだ続いているのか思い、般若
心経だったので、観てみた。
 講師は、以前、この番組で、ブッダをやった佐々木閑先生。
 面白かった。

 さっそく買ったが、もっと深く理解するために有用なテキストも出ている。
[URL]
『般若心経』 2013年1月 (100分 de 名著) [ムック]
佐々木 閑 (その他)

 般若心経は、世界的にみると、日本で異常に人気があるそうです。
 色即是空、空即是色が、何より有名な対句だね。
 これがあるから、人気があるのかな。

 テキストをみると、般若心経について、たぶん多くの人があっと驚くような
解説をしていた。般若心経が釈迦の教えだと思っていた人は、驚くと思う。
 般若心経は、元々の仏教、釈迦の思想を否定して、さらに高次元な世界、メ
タな世界を構築したという話。そもそも大乗仏教は、原始的仏教を乗り越えて
さらに上を目指したものだからね。

 時間の短い番組では伝え切れてなかったと思うが、色即是空、空即是色につ
いても、たぶん多くの人が驚く解説がある。つまり、釈迦の仏教の「空」と大
乗仏教の「空」の違い。

 色即是空、空即是色について、ぼくの解釈はもっと簡単。
 色が物質(広くいえばエネルギー)だとすると、空は情報。
 この宇宙、あるいは万物は、エネルギーの表現としてみることもできるし、
情報の表現としてみることもできるくらいかな。

 それで、Lispセミナーでは、色即是空、空即是色を出したんです。
[URL]
Re: Lispセミナー
 ほかに、こんなことも書いていた。
[URL]
「アリエス」編集人の横山建城と申します
から。
--- ここから ---
 ランダウアーは、「情報は物理的」と主張し、ホイーラーは「物理は情報的」
と主張したわけですが、二人とも、少しは仏教哲学を勉強しろよ。
 あのぉ、二人とも故人なんですけど。
 だから、強気に出てるんじゃないか。死人に口なしだからな。\(^O^)/
 で、仏教哲学とどう関係があるんだ。
 般若心経に決まってるだろ。「色即是空 空即是色」だよ。色(しき)が物質
や物理、空(くう)が情報。つまり、我々の宇宙は、物理と情報が相互再帰的に
なってて、図示すると、陰陽思想の太極図みたいになってるわけ。
 コンノケンイチの世界だな。\(^O^)/
--- ここまで ---

関連:
[URL]
多世界解釈、量子コンピュータ、日経サイエンス2008年04月号
[URL]
Re: 多世界解釈、量子コンピュータ、日経サイエンス2008年04月号
[URL]
Java版Prologリンク集、Prolog、オントロジーなどのチュートリアル集

 コンノケンイチの般若心経のトンデモ解釈の本は、といいつつ、そんなにト
ンデモでもないけど、
[URL]
コンノケンイチ著「般若心経は知っていた」(徳間書店)

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