コンピュータが仕事を奪う、Wordのイライラ根こそぎ解消術
2011-02-11


ASAHIネット([URL] )のjouwa/salonからホットコーナー([URL] )に転載したものから。
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 いろいろ、売れていてありがとうございます。

[URL]
Wordのイライラ 根こそぎ解消術 (ブルーバックス) [新書]
長谷川 裕行 (著)

 Wordは契約書を作るときなど、たまにしか使わないが、いらいろするよね。
 マージンが勝手にできたりなくなったり、箇条書きのマークが出たりなくな
ったり。
 エディタやワープロを作った経験からいうと、あれ、その機能を示すものが
テキストの流れに埋め込まれていて、それが有効になるときならないときがあ
れこれあるのよ、きっと。その規則が人間にはわかりにく。それがいらいらの
原因だと思うよ。挙動が予測可能なら、人間はそんなにいらいらしないから。

[URL]
コンピュータが仕事を奪う [単行本]
新井 紀子 (著)

 新井紀子さんは、数学教育のことで紹介しています。
関連:
[URL]
百マス計算、インド式九九では数学力は育たない
[URL]
安田亨の入試数学の本
[URL]
屋久島全島100万円でIT化

 お、関連で、弾さん(小飼弾)の本が出てくるね。
[URL]
小飼弾の 「仕組み」進化論 [単行本(ソフトカバー)]
小飼 弾 (著)

 新井さんの本は、おれが、ここで何度もいってる、コンピュータにない人間
の強みで勝負するようにしないと、これから先、どんどんだめになっていくと
いう話と同じですね。

[URL]
文藝春秋2008年12月号の本の特集
から。
--- ここから ---
 格差拡大で切羽詰まって、仕事の処理能力上げようと思って、勝間的な世界
を真似ようとしている人。少々やったって、クビを切られるよ。機械に置き換
え可能なそういう方面でがんばってもコンピュータが駆逐していくよ。駆逐を
目的にやってるわけじゃないけど、結果的にそういう人たちを駆逐するために、
おれらは技術開発をがんばってることになるから。いまのうちに、人間の幸せ、
人間の強みは何か考えた方がいいよ。
--- ここまで ---

[URL]
武部尚志著「数学で物理を」
--- ここから ---
 これもデータ処理的数学力・データ処理的読解力は、ほんとの数学力、数学
的読解力とは違うという話だよね。勝間和代や弾さんみたいに、たくさん本を
読めて読解力があるようにみえても、実は文学的文盲。数学の証明ができても、
それだけじゃ、数学的文盲。
 証明だけなら、コンピュータの定理証明系で証明できるものがあるし、微積
分程度なら、おれより数式ソフトが圧倒的に速くて正確だし、データ処理的な
読み方なら、月にたった100冊しか読めない人間なんて相手にならないスピー
ドで、コンピュータがテキストマイニングをしまくってるしね。
 本書のこの余談、そういう時代に、人間の強みがどこにあるか。人間の知性、
知的活動、知的生産はどうあるべきか。その辺とつながる深い話ですよね。
--- ここまで ---

[URL]
出版事情
から。
--- ここから ---
 フツー、商売でさ、自分で目利きもせず、商品が売れなくても返品OKなんて、
あり得ないでしょ。まっとうに物を売るインセンティブがないもの。取次のい

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