ASAHIネット(
[URL] )のjouwa/salonからホットコーナー(
[URL] )に転載したものから。
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関数プログラミングの楽しみ
で名前を出した
[URL]
関数プログラミングの楽しみ (単行本(ソフトカバー))
Jeremy Gibbons and Oege de Moor (編集),
山下 伸夫 (翻訳)
原書は、
[URL]
Fun of Programming (Cornerstones of Computing) (ペーパーバック)
Jeremy Gibbons (著)
すっかり感想を書くのが遅くなった。すみません。
まあまあ、そう謝らんでも、ええよ。
いや、ほんとには謝ってないよ。形だけ形だけ。
そうやね。\(^O^)/
「第3章 おりがみプログラミング」は、おれが気になっている、おりがみ
工学やおりがみの数理の話かと思ったら、全然違った。まあ、シャレですね。
想像はつくと思うけど。つかない人は、本書を読んでください。関数プログラ
ミングでは、多用する話です。
「第4章 Haskellで音楽を記述し解釈する」は、興味深かった。
おれが、一番ウケたのが、「第7章 関数画像」。視覚効果も素晴らしいし、
設計や実装が、かっこいい。なるほど、こんな簡単な記述で、こんなにすごい
視覚効果が得られるプログラムが書けるのかと。
一番興味深かったのは、「第6章 金融取引の書き方」。これ、コールオプ
ション、プットオプションやらデリバティブ(金融派生商品)の世界、あれの契
約書は、複雑化する一方だが、金融工学の連中は、それを正確に記述する記法
をもってないから、人間の手に負えなくなってきていると。そこで、Haskell
を使って仕様記述してみたら、コンピュータでいろんなことが自動処理できる
ようになったよという話。
経済学部やらで金融工学をやってる人は、関数型プログラミングやHaskell
や仕様記述も、これからお勉強しようね。やらないと、やってる欧米の連中と
ますます差がつきそうね。でも日本の経済学部じゃ、無理かな。\(^O^)/
後半は、、おれには難しい。「第10章 アローと計算」、「第12章 ファント
ム型を楽しむ」とかね。「第9章 論理プログラミングのためのコンビネータ」
は、こうまで、Haskellで論理プログラミングをやらなくてもいいんじゃない
かと思った。
さて、本書の著者たちが、大いなる影響を受けたという本が、
[URL]
Introduction Functional Programming (2nd Edition) (Prentice Hall
Series in Computer Science) [ペーパーバック]
Edna Bird (著), Wadler (著)
これ、翻訳はありますか? まだないと思っているけど。
旧版は、訳書がありますね。
[URL]
関数プログラミング [単行本]
R. バード (著), P. ワドラー (著), 武市 正人 (翻訳)
Haskell関連:
[URL]
Graham Hutton著、山本和彦訳「プログラミングHaskell」
[URL]
Real World Haskell―実戦で学ぶ関数型言語プログラミング
[URL]
ふつうのHaskellプログラミング ふつうのプログラマのための関数型言語入門
形式仕様記述(フォーマルメソッド、Formal Methods)関連:
[URL]
形式仕様記述(フォーマルメソッド、Formal Methods)
[URL]
フォーマルメソッド(形式仕様記述、Formal Methods)の教科書
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