ジャガイモ、チョーびっくり!
2009-09-13


ASAHIネット([URL] )のjouwa/salonからホットコーナー([URL] )に転載したものから。
---
 テレビ東京の「トコトンハテナ」という番組。
 うち、よく観てるんだけど、今週、ジャガイモは、どうやってできているの
かという話だったけど、チョーびっくりしたわ。
 小学校のときにおれらがやったのは、そしてうちの子供も小学校のときにや
ったのは、単に種芋を植えて育てるだけだったけど、プロの大量・安定生産の
世界はものすごいのね。
 書いたはずなのに検索しても書いてないみたいだから書くけど、子供が小学
生のとき、クラスでジャガイモを育てた。最後は収穫して、それを持って帰っ
てきたので、カレーを作って食った。自分で育てて収穫したジャガイモを使っ
てるから、すごい喜んで、自慢げだし、得意の絶頂。
 ひょっとして、クラスでカレーを作って食べてそれを家に帰ってきて自慢し
て話してくれたのかもしれない。もう記憶が曖昧。
 どっちにしろ、やはり、自分で育てて収穫して料理も作って食ったら、うま
いし、子供はいろんな体験をするし、自信になるよね。

 ジャガイモは、病気に弱いからウイルスをシャットアウトしないと、あっと
いう間に全部だめになるんだって。
 で、ジャガイモの元の種芋。これを専門に作っているところがある。病気に
ならないように管理して育てている。
 さらに、この種芋の元になる原種を作っているところがある。さらに厳しく
病気にならないように管理して育てている。
 さらにさらに、この原種の元になる原原種というものを作っているところが
ある。さらにさらに厳しく病気にならないように管理して育てている。
 これで終わりかと思ったら、まだ元があって、原原種の元になるミニチュー
バーというものを、さらにさらにさらに厳しく病気にならないように管理して
育てている。
 で、このミニチューバーの元はというと、ミニチューバーから出た芽の先っ
ぽの先っぽにある成長点のところだけを、無菌室内で顕微鏡を見ながら、ちょ
こっとだけ切り取ってそれを培養するんだって。
 番組ホストの高橋英樹が、「おれ、長い間生きてきて、いっぱいジャガイモ
も食ってきたけど、こんなものすごいことが行なわれているとは知らなかった」
と驚いていたが、おれもまったく同感。
 北海道のでかい土地に、テキトーに種芋ばらまいときゃ、あとはテキトーに
育って、テキトーに収穫できて、消費者向けには形のいいものだけ集めて出荷、
ほかはカットするから見た目は関係ないポテトチップ用や工業で使うデンプン
用にしてるのかと思ったら、おれのバカ脳が思うような簡単な話じゃないのね。
 なぜ、こんなに厳重に管理しないといけないかというと、前述のように病気
に弱くて、病気が広がると下手すると日本中のジャガイモ生産が全滅する恐れ
もあるからだって。そんなすごいのか、ウイルス。
 こりゃ、政府は、新型インフルエンザで人はいくら死んでもいいけど、ジャ
ガイモだけは守らんといけんね。\(^O^)/
 で、ジャガイモは世界的には2000種とも3000種もあるといわれるけど、いま
主流の品種以外が日本になかなか入ってこないのは、こういうシステムに乗ら
ないからだって。このシステムに乗らないと大量・安定生産ができないという
わけ。

 番組については、
[URL]
テレビ東京 トコトンハテナ
[URL]
平成21年9月13日放送分 「ジャガイモどうなっている?」
をどうぞ。
 あ、
[URL]

続きを読む


コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット