やはり、反構造改革、反グローバリズム本が売れてますね
2009-08-22


ASAHIネット([URL]のjouwa/salonからホットコーナー([URL] )に転載したものから。
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 民主党が政権交代できるかに注目が集まっている選挙前。そして、いまの世
の中ですから、ブッシュのグローバリズム、中でも金融至上主義に反対する本、
小泉・竹中改革に反対する本が、ぼくのところでも売れています。
 いまは完全にこれらの本がウケに入っているムードですが、これも、評価が
また180度変わるかもしれませんけどね。
[URL]
竹中平蔵や経済学者たちの詐術、詭弁
[URL]
Re: 多少反論めいたものをば
[URL]
サブプライムローン問題、モノ作り脱却論、金融立国論その3
で書いたように、その場その場で都合のいいことをいうエコノミストや経済学
者が、経済論壇、マスコミや出版界で跳梁跋扈しているので、そういう輩との
区別がつきにくい面もあるしね。

 最近出た本も売れていますが、ブッシュ時代、小泉・竹中改革時代に書かれ
た本も売れています。これらをいま読むと、彼らは先見の明があったというこ
とになりますね。いつまで、有効な主張かは、神様仏様とおれ以外は、誰もわ
かりませんが。^^;
 以下、列挙。

[URL]
amazonで買えない、関岡英之「拒否できない日本」
で紹介した
[URL]
拒否できない日本 アメリカの日本改造が進んでいる (文春新書) (新書)
関岡 英之 (著)
 ああ、2005年のころは牧歌的で、トラックバックスパムもなかったから、ト
ラックバックを公開していたんだな。いまは、
[URL]
ブログのコメントはできないようにしました
[URL]
Re: ブログのコメントはできないようにしました
で書いたように、コメントすらスパムが大量に来るからね。便利なようで面倒な
世の中ですね。

[URL]
気になった本(文系編)
で紹介した
[URL]
新自由主義の破局と決着―格差社会から21世紀恐慌へ (単行本)
二宮 厚美 (著)

 この本の感想、もっと長いの書きたいけど、本書を読んでよく腑分けしてい
るなと思ったことを、おれなりのまとめでちょっとだけ書くと、
・新自由主義のアメリカ経済は格差拡大経済。格差が拡大する中で没落してい
く中流階級や下流階級の不満を抑えるためには周期的にバブルが必要。バブル
崩壊のたびに格差が中流階級や下流階級はダメージを受けるので、次にはさら
に大きなバブルが必要。
・日本は、アメリカの財布。国民がこつこつ貯めた貯金や必死に払っている血
税でせっせと米国債を買って、アメリカの借金による消費生活を支えている。
・日米の経済構造では、アメリカの中流階級、下流階級の下に、日本の中流階
級、下流階級がある。よって、バブルが弾けてアメリカの中流階級、下流階級
が痛むと、もっと日本の中流階級、下流階級が痛む。それが顕著に出たのが、
今回のサブプライムローン問題による金融危機と世界大不況。
・つまり、中流階級、下流階級を奴隷とみなせば、アメリカの奴隷の下にいる
のが日本の奴隷。日本の奴隷はアメリカの奴隷の下に位置づけられているから、
日本の奴隷は、いしいひさいちの漫画で出てきた、地底人のさらに下にいると
いう最低人ね。\(^O^)/
・資本家階級、労働階級の間に、自営業者や中小零細企業経営者という半資本

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