ASAHIネット(
[URL]のjouwa/salonからホットコーナー(
[URL] )に転載したものから。
---
日本では珍しいことに、昨年、コンパイラの入門書が出ていたんですね。
[URL]
はじめてのコンパイラ - 原理と実践 (単行本(ソフトカバー))
宮本 衛市 (著)
200ページ足らずの本で、目次をみましたが、ポイントは押さえてあるよう
ですね。
これまでコンパイラ本に言及したことが何度かあって、ざっと調べたら、
[URL]
Re: The LLVM Compiler Infrastructure
[URL]
Lisp特別イベントその2
[URL]
注目のコンピュータサイエンス本
くらいですね。
これまで言及してないコンパイラ本で、ぼくが個人的に好きのは、
[URL]
コンパイラの理論と実現 (計算機科学・ソフトウェア技術講座) (単行本)
疋田 輝雄 (著), 石畑 清 (著)
です。これコンパクトなのがいい。簡潔にして明瞭。
25年くらい前、25, 6歳のときかな。ソフトウェア技術者協会関係だったか、
石畑先生が、言語理論やyacc/lexの使い方などを各社の若手に教えるセミナー
があって、言語理論自体は習っていたことだしと思っていたけど、yacc/lexが
実際に動くのをみたのは初めて。\(^O^)/
あれ、九大のPDP-11で動かしたっけ? 記憶がない。
とにかく驚いたのは、石畑さん、ちょっとやってみましょうなどといいつつ、
viでいきなり、lexのコードを書き始めて、すぐyaccのコードも書き始めて、
えーっと、あれ? こうかな、あ、ここがエラーか、ふむふむなどちって、5
分くらいで、小さな言語のコンパイラ、より正確には構文解析部を作ってみせ
てくれたこと。
自分では、手で再帰下降型のしか書いたことなかったから、驚いたし、石畑
さんのキーボードさばきの速さにも驚いた。
なお、当時は、まだ、ターミナルは1200bpsが高速だった時代です。VAX-11
にVT-100でアクセスできるのは夢のような世界だった時代です。
どでかい本では、ドラゴンブックは、翻訳が出るなら待てばいいんだけど、
待てない人は、原書でしょうね。1000ページあるから大変だけどね。^^;
日本の第一人者の中田先生の本も
[URL]
中田育男著「コンパイラ 新コンピュータサイエンス講座」(オーム社)
は、入門的なものでページ数も少ないけど、
[URL]
中田育男著「コンパイラの構成と最適化」(朝倉書店)
は、みっちりです。
これについては、前述
[URL]
Lisp特別イベントその2
をどうぞ。
2009/11/23 追記:
中田育男先生の「コンパイラの構成と最適化 第2版」が出ています。
[URL]
コンパイラの構成と最適化 (単行本)
中田 育男 (著)
詳しくは、
[URL]
中田育男著「コンパイラの構成と最適化 第2版」、タイガーブックも
をどうぞ。
セコメントをする