ASAHIネット(
[URL]のjouwa/salonからホットコーナー(
[URL] )に転載したものから。
---
[URL]
Lisp特別イベント
の続き。
数理システムとフランツ社によるLisp特別イベントの第2日の模様を簡単に。
[URL]
数理システム
[URL]
フランツ社
イベントの内容については、
[URL]
をどうぞ。
六本木ヒルズの49階にあるアカデミーヒルズであったんだけど、いいね、こ
こ。49階から外をみると絶景ね。夜は夜景がきれいだし。
会員制ライブラリもあるけど、年会費何十万円かするみたいだから、高いね。
ボンビー中村は入れません。\(^O^)/
他のトラックの予稿集をみると、S-PLUSって、けっこうすごいね、リスク管
理の数理ってすごいななどというのもあって、やっぱ数理システムだけあって、
数理の世界ですね。でも、今回は、Lispの話。
竹内郁雄先生の特別講演「どう転んでもLisp?」は、やっぱ面白い。
聴衆は、昨年のLight Languageのイベントとは違って、年齢層が高いのでノ
リはイマイチだったけど、ウケはちゃんととってましたし、内容も深いんです
よね。予稿集にある竹内先生の文章は、内容は講演と通じるものがあるけれど、
ライブ感は全然違う。話芸と間がいいから。
いまを去ること40年くらい前?の大昔、竹内さんが最初に奥野さんと作っ
たLispは、4次元セルのLispだったんですね。すごいこと考えるなあ。
Lispの生みの親、マッカーシー先生が来日したときにこの話をしたら、実は
最初期のLispには、car, cdr以外にIBM704のアーキテクチャを反映して、cir,
csr, ctrとかいろいろあったという話があったそうです。知らなかった。
マッカーシー先生との話といえば、Lispのベンチマークに使われて世界的に
有名な、竹内関数。たらい回しのtarai関数ともいいますし、tak関数ともいい
ますが、実はtak関数はオリジナルの竹内関数とは、ちょっと違っていて、マ
ッカーシーがyとzを間違えてアメリカで広めちゃったtarai関数のバリエーシ
ョンだそうです。マッカーシーが広めた関数でも大変計算に時間がかかるんで
すが、オリジナル竹内関数のほうがもっと時間がかかるんだそうです。で、い
まではオリジナルの関数はtakeuchi関数というんだそうです。
[URL]
をみると、yを返すかzを返すか、たしかに違いますね。
この関数、あれ、手元にメモがない。正確な日時がわかりませんが、ある日
の午前中、ふと思いついてできちゃったんだそうです。人生、会心の一撃だっ
たでしょうね。
筒井康隆さんは、あるホテルだったかな、昼寝から目覚めたら?、「熊の木
本線」が下りてきて、数分か15分か忘れたけど、あっという間に「熊の木本線」
全体が頭の中では書きあがっていたそうですけど、あれと同じなんでしょうね。
あと、面白い話、いっぱいあったけど、全部、忘れた。\(^O^)/
そのときだけ、えらい面白くて、スカッと忘れる。いい落語を聴いたときと
同じ。
あ、ちょっと思い出した。ライフゲームの新バージョンみたいなものを紹介
してくださいました。なんか、数字の入った箱がいくつもエッジでつながって
いて、それがうねうね動きながら、箱が分裂したり合体したり、でもって箱の
中の数字が変わっていくんです。すごい生き物感があるデモでした。しかし、
この新ゲーム生物の名前もURLもメモってない。\(^O^)/
すみません。いずれ、竹内さんの講演資料が公開されれば載ってるんじゃな
いかと思いますが。
セコメントをする