ASAHIネット(
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[URL] )に転載したものから。
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なんちゅうことはない話です。
今年の2月に、「100分 de 名著」で、アレクサンドル・デュマの「モンテ・
クリスト伯」をやっていたころ、なぜだか知らないが、
「ほぉ、世の中、いま、「モンテ・クリスト伯」なんだ」
と思ったことがあった。
グランドジャンプ・プレミアムで、巌窟王の新解釈を謳う
[URL]
熊谷カズヒロの「 モンテ・クリスト」
の連載が始まったまもないころだったし、「ビッグコミック」では、
[URL]
ビッグコミック:総務部総務課山口六平太
作/ 林 律雄、画/高井研一郎
でも、モンテ・クリスト伯の話が出た。
資料を保存していてよかった。2013/02/10号だね。
最後に、
「山口さんがぼくたち17歳に勧める本は?」
と訊かれた山口六平太が、
「アレクサンドル・デュマの「モンテ・クリスト伯」」
と答えるシーンがあった。
個人的に、これは情報省が裏で操っていると確信したことがあって(笑)、そ
れは、「100分 de 名著」の「モンテ・クリスト伯」の最終回。
なんと、府中刑務所に服役していた作家の安部譲二が出てきたこと。
府中に縁がある有名人といえば、作家の安部譲二と野球の落合博満。
落合さんは、東芝府中の野球部だったからね。
安部さんは、府中刑務所に服役中のとんでもない人たちを描いたデビュー作
の「塀の中の懲りない面々」が、大ベストセラーになった。
いまみたいに、立派な駅ビルもなく、高架にもなってない京王線の府中駅の
横にあった啓文堂書店では、地元の作家という扱いで、大々的に売り出してい
た。懐かしい。あのころ、安部さんの本は、ずいぶん、読んだ。
安部さんがいうには、なんで、「モンテ・クリスト伯」なんて、大長編を読
めたかというと、
「刑務所の中って、暇でほかにすることがない」
だって。活字中毒者は、刑務所にいると、読みたくても時間がなくて読めなか
った大長編が読めるって。
なるほどなあ。佐藤優も、東京拘置所で、読みまくってたもんね。
[URL]
塀の中の懲りない面々 (新風舎文庫) [文庫]
安部 譲二 (著)
Kindle版もある。
[URL]
塀の中の懲りない面々: 1 [Kindle版]
安部 譲二 (著)
関連:
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Re: 驚愕の少子社会
[URL]
100分 de 名著
[URL]
100分 de 名著 「モンテ・クリスト伯」
[URL]
デュマ『モンテ・クリスト伯』 2013年2月 (100分 de 名著) [ムック]
佐藤 賢一 (その他)
Kindle版。
[URL]
NHK100分de名著 デュマ『モンテ・クリスト伯』
2013年2月 [Kindle版]
佐藤賢一 (その他)
関連:
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まだまだ続いていたNHK「100分 de 名著」、般若心経、面白かった
[URL]
「100分de名著」ブックス
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NHK「100分de名著」は、まだ続いていた
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