情報処理学会が「コンピュータ将棋」で挑戦状
2010-04-07


ASAHIネット([URL] )のjouwa/salonからホットコーナー([URL] )に転載したものから。
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 ケーブルテレビの囲碁将棋チャンネル「週刊!将棋ステーション」をみてい
たら、なんと、情報処理学会が「コンピュータ将棋」で挑戦状を、日本将棋連
盟に叩きつけていました。\(^O^)/
 でもって、人間のプロ側は、清水市代 女流王将・女流王位に白羽の矢が立
ちました。
 この秋に対戦するそうです。
 放送で出た将棋ジャーナリストの山田史生(やまだふみお)さんの発言によれ
ば、コンピュータ側は、Bonaza(ボナンザ)より2,3段は強いそうです。

[URL]
情報処理学会が日本将棋連盟に「コンピュータ将棋」で挑戦状

[URL]清水市代

[URL]
挑戦状に関するFAQ
をみると、すごいことが書いてある。
 GPS将棋、Bonanza、激指、YSS、TACOS、柿木将棋などの合議制。単独が強い
ようなら単独。
 それより、すごいのは、
Q:対戦に使用する計算機は何を使用するのか
A:現在のところ、東大、京大、筑波大などの並列処理大規模計算機環境のグ
リッドを使う方向で検討しています。

 「東大、京大、筑波大などの並列処理大規模計算機環境のグリッド」といえ
ば、たぶん、T2Kですよね。
 えーっ、こりゃ、清水さん、相当に分が悪いんじゃないか。東大のT2Kだと、
プロセッサコアの数は952個。渡辺竜王がBonanzaと戦ったときは、4コア? 
8コア?
 全部は、使わないにしろ、コア数が違いすぎますね。これじゃ、Bonazaより
2,3段は強いどころじゃないでしょう。それとも、そうは問屋が卸さないと
なって、さすが、将棋の奥深いところということになるのか。
 1番勝負(1回限り)だというから、どういう作戦を立てるかですね。アルゴ
リズムの弱点をつければいいけど、あまり対コンピュータ的な勝ち方をしても、
残す棋譜としてみっともないなどといわれるとね。

 T2Kで、関連しそうなもの、ざっと漁ってみた。
[URL]オープンスパコン
[URL]
T2K公式サイト
[URL]
筑波大学:新スーパーコンピューター「T2K筑波」の運用を開始
[URL]
1/22/08 Japan University of Tsukuba Selects Appro Xtreme-X
Supercomputers for Next Generation High Performance Computing
[URL]
京都大学学術情報メディアセンターにおける次期スーパーコンピュータシステ
ムの機種決定について
2008年2月14日
[URL]
テクニカルコンピューティングサーバ HX600
[URL]
東京大学情報基盤センター スーパーコンピューターシステムの紹介
[URL]
日立アドバンストサーバ HA8000

 ところで、何度か紹介した「将棋世界」のコンピュータ将棋の連載。
 なぜか、将棋世界2010年5月号、
[URL]
将棋世界 2010年 05月号
には、載ってない。もう、連載、終わったの?

関連:
[URL]
将棋世界2010年3月号、コンピュータ将棋、機械学習の弱点

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