って、おれがノーベル賞作家にいうことじゃないけれど。
 「間接話法」終了後は、大江さん、両手を掲げて、身を乗り出して拍手をし
ておられ、心は完全にスタンディングオベーション状態だったことでしょう。
 アンコールの「発明後のパターン」にも爆笑しておられ、とりわけ、現代編
の「ケビンコスな、ケビンコスな」は大変ウケておられるようでした。
 単に笑っておられるだけではなく、本来、まったくナンセンスなハナモゲラ
な話なのに、動詞にはすべて映画俳優の名前を使う、映画俳優の名前の動詞化
による統一感がもたらす、これは何かちゃんとした意味のある言語で作品が書
かれているのではないかと、人間の脳が本能的に勝手に意味を生成してしまう
面白さに感心しておられるようでした。あくまで、スパイの推測ですが。
 もちろん、最後は、また、スタンディングオベーション状態で拍手をしてお
られました。
 山下洋輔さんのインプロヴィゼーションが流れる中、次々と書影(著書の表
紙)が表示されていく「組曲筒井康隆全作品」。下北沢のときのものとは違い
ます。書影の写真、新たに撮り直しています。
 筒井康隆グッズ売り場には、この講演のプログラムが売られており、その中
には、平石滋さん監修の「筒井康隆作品年鑑」が入っており、そこには388冊
の書影があります。
 第2部冒頭の上山さんによる口上では、作家生活50周年の現在まで391の著
書があると述べておられましたが、「筒井康隆作品年鑑」では、たしかに391
あり、最近出た「緑魔の街」「ジャングルめがね」「アホの壁」の3冊につい
ては、書影がなかったことも判明。なんか、偉くなった気がします。
 そういえば、中村満さんが、グッズ売り場で、お客さんに、
「この写真、1冊撮るのに、2000円かかります。388冊で、さあ、いくらだ。
そこの君、さあ、いくらだ」
と、おれを指さしましたが、1秒経っても答が返って来ないので、満さんが、
悲しい顔をしました。
 アドリブが利かない、反射神経が鈍い、使えない人間で、満さん、すみませ
ん。
 コーモリさんとも、開演直前にちょっと話をしました。
 「showさんのせいで、おれは悪い人になっちゃった。勘弁してよ」と、笑い
ながらいわれました。
 グーグル(Google)で、「幸森軍也」を検索すると、
[URL]
電子書籍、電子出版で幸森さんが出てる\(^O^)/
が、上位に来るからですね。
 訂正します。幸森さんは、悪い人でありません。とっても悪い人です。
 いやいや、ほんとはいい人です。
 満さんによると、いま、大学で漫画などのコンテンツビジネスの講義をして
いるそうです。資料を満さんが幸森さんからもらっていました。
 矢野さんが、tti/salonで、当日券があるかを訊ねておられましたが、初日
は、ありました。
 土日に、どれくらいあるかは、
成城ホール(Tel 03-3482-1313)
まで問い合わせてみては、いかがでしょう。
 いま、成城ホールのイベント情報
[URL]
には、2010年2月3月のところに、この公演の情報が出ています。開演時間は、
土日とも、17:00です。開場は開演30分前です。アクセスは、
[URL]
交通アクセス
をどうぞ。
追記:
 補足は、
[URL]
Re: 筒井康隆朗読会初日
に書きました。
セコメントをする