基幹物理学、やっと第1章終了
2009-05-27


ASAHIネット([URL]のjouwa/salonからホットコーナー([URL] )に転載したものから。
---
 先日、やっと基幹物理学の第1章が終わりました。
 最後は、コリオリの力、遠心力の話で、高校のときの記憶だと簡単な話だっ
たけど、思いのほか、難しかった。
 回転する座標系を使うので、座標変換をやったり、ベクトルの外積を使った
りで、ほんとはこんな難しい話だったのかと。^^;
 ベクトルの外積は誰の発明・発見なんですか? うまいこと、考えてますよ
ね。力のモーメントは、外積で話ができちゃうんだもんね。
 コリオリの力と遠心力のときは、突然、地軸と同じ方向にある角速度ベクト
ルというものが出てきて、これは何だと思ったけど、先に進むと、うまいこと
できてますわ。
 やっぱ、頭のいい人は、ほんと頭がいいわ。
 あ、
[URL]外積
をみると、グラスマンという人なのか。
[URL]ヘルマン・グラスマン
をみると、グラスマン代数という言葉が。この名前だけは聞いたことがある。
別名、外積代数というのか。へえ。
 35年前の高校時代はもちろん、30年前の大学生時代も、都合のいい数学を勝
手に作っていいとは思ってないもんね。プログラミング言語は、都合のいいも
のを勝手に作っていいんだとわかっていても、数学は、天下り式に与えられる
もんだとばかり思っていたもんね。
 50歳になって、基幹物理学をしこしこやってみて、やっぱり数学は勝手に作
っていいんだと改めて思いましたね。20歳くらいでわかってればなあ。といっ
て、何がその後の人生で変わったかはわからんが。
 勝手に作っていいといえば、微積分だってそうですよね。
 作っていいというのが語弊があるなら、この宇宙の数理構造の中に埋もれた
ものを許可なく勝手に発掘・発見して道具を作っていいというほうがいいのか
な。
 おれのイメージだと、素数や円周率やネイピア数(自然対数の底)は、自然に
生えている植物みたいな自然物の感じがするの。ほかの関数はどうかわからな
いけど、なぜか三角関数は、自然物の感じがするの。
 それとは対照的に、微積分、行列、ベクトルやらは、数理的自然物を調理し
て食うための調理器具やレシピのように感じていたのね。本書でベクトルの外
積の使われ方をみて、改めて、そういう気持ちになりました。

 それと、3次元空間のポテンシャルの話で偏微分が出てきたけれど、高校の
とき、偏微分ってありました? それとも高校の物理の問題って、1次元だけ
だったのかな。もう思い出せん。^^;
 なぜ、それが気になったかといえば、数学の準備ができてないと物理の授業
ができないでしょ。つまり、数学と物理のカリキュラムの歩調をうまく合わせ
てないといけないなと思って。高校のとき、どうなってたんだろう。
 基幹物理学の場合は、後ろの付録に数学の基本的なものは、微積分から三角
関数から行列から必要なものは、全部、載っているから、これ1冊で話は済む
んですが。

 それから、改めて、ニュートン力学、恐るべし!
 こんなに記述力と予測力が高いのね。
 運動方程式さえ立てちゃえば、あとは全自動、あるいは全自動とはいかなく
ても、ほとんど機械的な操作でいろんなものが計算できちゃうもんね。おれだ
って、計算できちゃうんだもん。すごいね。ゴルフでいえば、距離とクラブの
選択さえ間違えなければ、打てば必ずカップインだもん。\(^O^)/
 アインシュタインの相対性理論やボーアやハイゼンベルグ、シュレディンガ
ーらの量子力学が出てくるまで、ニュートン力学さえあれば、宇宙のあらゆる

続きを読む


コメント(全3件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット