絵地図師・高橋美江
2008-12-23


ASAHIネット([URL]のjouwa/salonからホットコーナー([URL] )に転載したものから。
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 テレビ東京の「ソロモン流」を観たら、絵地図師・高橋美江さんをやってい
た。
[URL]
ソロモン流 〜高橋美江〜

 高橋美江さんは、すごいね。こういうのが人間の知的生産ですね。
 絵地図の依頼が、町興ししたい、観光に力を入れたい自治体から殺到してい
るそうですね。
 美江さん、観察力が鋭い。裏通りや商店の中を、実に細かいところまで鋭く
観ている。文学的読解力というか、いわば、街や通りの読解力が素晴らしい。
 美江さんは、街や通りに何度も足を運び、丹念に探ることで、いろいろ見つ
けていく。これ、読書に置き換えると、何度も読み返して、丁寧に読むことに
よって、新しい価値、意味を見つけていく作業。
 これまた、
[URL]
勝間和代・小飼弾対談
の批判にもつながる話だが、勝間和代や弾さん(小飼弾)は、少しは高橋さんの
爪の垢を煎じて飲んだほうがいいんじゃないか。
 彼らのデータ処理的な読み方は、美江さんの仕事と対比すると、旅のガイド
ブックや紀行文を読んで行った気になってるだけ、せいぜいGoogleのストリー
トビューで行った気になってる程度。それで、1日で世界の100ヵ所を観てき
たといって、何の意味があるのか。
 そういうことです。
 美江さんは、街の歩き方の教室もやってました。街の読解力をもつ人を育て
るということですね。

 公式サイトは、
[URL]
美江さんサイト
をどうぞ。
 美江さんを一般に一躍有名にしたのは
[URL]
絵地図師・美江さんの東京下町散歩 (単行本)
高橋 美江
 デザイナーだから、同姓同名の別人ではないと思うけれど、
[URL]
イラスト里山の手入れ図鑑 (単行本)
中川 重年, 長野 亮之介, 高橋 美江
という本もありますね。

 里山といえば、日テレとTOKIOの「ザ!鉄腕!DASH!!」は、DASH村を里山があ
るところにして、ほんとよかったね。DASH村を始めるとき、ほかの候補地には
石切場みたいなところもあったもんね。
 DASH村は、家から食べ物から食器から、生活に必要なものをいろいろ作るで
しょ。そのときに、先人の知恵がいろいろ出てくるのね。あれには感心する。
 昔の人は、よくそんな方法を思いついてたなあと思って。

[URL]
ザ!鉄腕!DASH!!
[URL]
DASH村

 関連して、名前だけ出しておきますが、以下の本が売れていました。
[URL]
庭仕事の素敵な友だち (単行本(ソフトカバー))
アリソン・ミア スターチャー (著), Allison Mia Starcher (原著), 澤口 た
まみ (翻訳)
[URL]
エンジニア百姓事始 (人間選書) (単行本(ソフトカバー))
岡田 幸夫 (著)
[URL]
マツボックリが笑う日 (単行本)
ダニエル・E. ブライヤン (著), Daniel E. Blajan (原著), 池 央耿 (翻訳)

 楽器の教則本や教則CD、庭仕事や畑仕事、料理の本。そして、脳科学、認知
科学、ロボット、AI。
 最近、アマゾンのアフィリエイトで買ってくださる本をまとめると、人間の

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