勝間和代がLisper?
2008-08-29


ASAHIネット([URL]のjouwa/salonからホットコーナー([URL] )に転載したものから。
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[URL]
勝間和代・小飼弾対談
とも関連。

[URL]
親子でサイエンス
にjemさんがコメントしてくれてますが、
--- ここから ---
[URL]
の(July 18, 2008)によれば、
勝間氏はLisperだそうです。
--- ここまで ---

 えっ、ほんと。少しは見直してやるかという気持ちと、これでLisperなら、
おれが知ってる最も出来の悪いLisperだと思って、彼女のブログに行くと、ち
ょっとかじった程度にみえますね。
 シリアスなプログラミングをやったとは思えない。それじゃ、どの言語でも
その言語を使えますとはいわない。

 ちなみに、おれ、自分をLisperと名乗ったことは一度もない。
 直接Lispで飯を食ってるわけでもないし、シリアスなプログラムも書いたこ
とがないからね。
 Lispファンという呼び方が、一番当たってるでしょうね。
 ただ、直接Lispで飯を食ってるわけじゃないけれど、20歳くらいでLispを知
って、非常にいまも役に立っているのはたしか。いつも新しい。
 FORRANやPascalしか習ってなかったときに、その世界観に非常にショックを
受けた。SmalltalkやPrologもそうだけど、いまに至るインパクトはLispが一
番大きい。
 Lispの計算モデルなどのテクニカルな話もそうだけど、Lisperの考え方、も
ののとらえ方、世界認識の方法というか、そういう面でも、やっぱ、頭のいい
人たちは違うなあと。意識を非常に広げてくれましたね。
 考え方の違う言語を複数身につける効用の一番は、プログラミング能力もそ
うだけど、世界認識の方法やら世界観が変わっていく、意識が拡張される点だ
と思ってます。
 他国に行って、異文化に触れてというのもそうだし、哲学書や文学を読んで
もそうなるけど、そんなことが、プログラミング言語でも起きるというのが、
20歳のおれには、驚きだった。いってみれば、こんなチンケな人工言語なのに
と。
 以前どこかで書いたけど、Lispを始めたころ、考え方についていけなくて、
なんか頭に入って来ないというか、体に入って来ない。それで最初の2週間く
らいは、リストを表わす箱をしこしこ紙に書いて、ああなって、こうなってな
どとやって、荒木先生が、ちょろっとヒント出してくださって、それから、急
にわかるようになった。
 ああ、そういう意味でも、荒木先生、恩人なんだ。30年経って、やっといま、
気がついた。\(^O^)/
 たぶん、脳の中で、手続き型言語一辺倒の世界から、Lisp的な世界、という
か、もっとメタな言語世界へと、思考回路の組み換えが起こったんだろうね。
 一度、そういうの体験すると、その後は、PrologでもSmalltalkでも、なる
ほどそういう世界観なのかというのが、割とすんなりわかるようになった。

 もう寝ます。でも、雷ごろごろしているし、さっき、ドンガラビシャーンと
近くに落ちた。怖いよー\(^O^)/

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