Lisp本ネタ
2008-07-08


ASAHIネット([URL]のjouwa/salonからホットコーナー([URL] )に転載したものから。
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[URL]
対話によるCommon Lisp入門 POD版 (単行本)
栗原 正仁 (著)
なんて本が2008年2月に出ているのを発見。
 日本でも新しいLisp本がまだ出るんだと、ちょっと感激。
 で、出版元の森北出版に行ったら、
[URL]
にあったけど、PODというのは、オンデマンド印刷なんだ。
 1993年に出たものをPODで出したということなんですね。
[URL]
POD版(プリントオンデマンド版)書籍のご案内
をみると、
「森北出版は絶版本をなくします!」
と宣言。
 よっしゃ、ご祝儀。\(^O^)/

 アマゾンでも、素人評があるのは、
[URL]
対話によるCommon Lisp入門 (単行本)
栗原 正仁 (著)
のほうですね。これが1993年に出たオリジナルなんだ。表紙イラストが、ミョ
ーにかわゆいね。
 あ、5000円と1万円というものすごい値段がついているなあ。
 Lisp本バブルはまだまだ続く? POD本の存在が知られると暴落? それで
もコレクターとしては、オリジナルが大事だからバブル崩壊はない?

 そうそう。
[URL]
SCSH(Scheme Shell)とGaucheの続きとプログラミング言語T
で、思わず注文してしまった
[URL]
The T Programming Language: A Dialect of Lisp (ペーパーバック)

 注文から、3週間くらいで届いたんです。38ドルのものを注文したけど、状
態はまあまあいい。
 内容は懐かしいやら面白いやら。
 Tって、マクロもオブジェクトシステムもあって、ほとんどCommon Lispな
Schemeにみえますね。といっても、出版年が1987年だから、ざっと20年前。た
しか、まだCommon LispはオブジェクトシステムCLOSが入ってない頃?
 各章の終わりには、その章のまとめがあるし、付録には、SchemeやCommon
LispでTの多くのコードを動かせるようにする、T-in-Scheme PackageやT-in-
CommonLisp Packageもソースリストがあるし、主な練習問題の答もついている
し、親切な作りです。
 懐かしいと思ったのは、Chapter 17 Implementation of Tのベンチマークの
ところ。
 TのコンパイラOrbitは優秀なコンパイラと評判で、ベンチマークをやってい
ます。
 使われているのは、
[URL]
祝Lisp誕生50周年とジェネレーティブプログラミング
で紹介した
[URL]
Lisp's 50th Birthday Celebration
を書いた、著名LispハッカーRichard P. Gabrielのベンチマーク。この世界で
は有名なベンチマークです。
 あ、いま、気づいたけど、このページ、拡張子が lhtml だね。さすがFranz, さすがLisp。\(^O^)/
 TのOrbitは、MC60820のSUN-3で動かしています。これも懐かしいけど、他の
マシンとLispがまた懐かしい。

 SymbolicsのLispマシンSymbolics 3600とZetaLISP
 XeroxのLispマシンDoradoとInterLISP
 DECのVAX 8600とCommon LispであるVAX LISP
 DECのVAX 780とCommon LispであるVAX LISP

 ね、むちゃくちゃ、懐かしいでしょう。月光仮面と少年ジェットと忍者部隊
月光と宇宙エースと遊星少年パピイと宇宙少年ソランみたいで。\(^O^)/
 誰も、知らんわ、そんなもん。この業界で50歳以上の奴は少数派だぜ。
 結果は、TのOrbitが、どれよりも速い。\(^O^)/

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