多少反論めいたものをば
2008-06-11


ASAHIネット([URL]のjouwa/salonからホットコーナー([URL] )に転載したものから。

[URL]
Re: クーリエ・ジャポン2008年6月号
の続き。

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標題: 多少反論めいたものをば
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> これで思い出したけど、フィッシャー方程式ってあるでしょ。あれ、成り立
>つんですか?
> おれ、前から不思議なのは、期待インフレ率をどう計測、観測しているかと
>いうこと。その精度が低ければ、フィッシャー方程式なんて画餅でしょ。
> どう計測、観測しているか、教科書にも載ってないし、やり方、聞いたこと
>ないし、ちゃんとやってないんじゃないか。以前、書いたように、物理学、天
>文学、生物学、その他、本当に一生をかけて命がけで計測、観測やってる理系
>の学問や技術開発に比べて、経済学、中でも日本の経済学って、甘ちゃん過ぎ
>て、真面目にやる気があるのかなと思っちゃうんだけど、おれが知らないだけ?

私が経済学を学んでいた頃は、物価連動国債がそもそも日本には
なかったので、厳密に定義したことはなかったような記憶があり
ます。前世紀の話だしな。
固定金利債と物価連動債の市場価格を比較することで求められる
ものが期待インフレ率であり、簡単に観測できるじゃんと思って
みたが、それはフィッシャー方程式が正しいことが前提である。
卵が先か、鶏が先か、みたいなことになってしまう。
ただ、期待インフレ率の観測が全く問題になっていないわけでは
ないようで、「インフレ期待の計測」でググっていただいても、
ちゃんとした学者先生の論文がたくさん見つかるかと思います。
大学生が手に取るような「入門経済学」のような書籍にそこまで
掲載されているかは不明ですが、計測・観測をそもそもしようと
していない、ということではないようです。
私は学会とか所属していないので、どの論文が現在のメインスト
リームであるのかは把握しておりませんが、経済学が机上の学問
であり、役に立たないものであるかのような誤解はこれを解いて
おきたいわけであります。

誰か、真面目に経済学と取り組んでいる方から、もうすこしまと
もな説明があることを願います。

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つばめどん

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標題: Re: 多少反論めいたものをば
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う、誰も反応してくれなかった…

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標題: Re: 多少反論めいたものをば
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 あっ、気にしてるのか。マリオカートに勤しんでいる内にどんどん
日が経ってた。(^o^;)
 株だの経済だの、著者がどっかの有名教授だのになっていても、専
門外の友人がゴーストライターをやっていたりすることもあったりす
るので、あんましあてにならんかなぁと思ってる。

>ちゃんとした学者先生の論文がたくさん見つかるかと思います。

 本より論文。真剣にやっている人は本を書く時間が惜しいかな。

                            穂高


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標題: Re: 多少反論めいたものをば
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業界の人じゃないからさ、特定の論文を推すことが
できなかったのね。詰めが甘いね。

ググって上位に来た論文がクソだった場合は、
Googleを恨んでくれ。いや、Yahoo!でもいいけど。

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つばめどん

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標題: Re: 多少反論めいたものをば
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 つばめどん、もう少し待ってくれ。
 だいぶ、長いの書いているんだよ。
 それと、#14999への話も。それとか、たまさんとつばめどんが書いてくれた
おかげで、ちょっと書こうと思った野口悠紀雄のトンデモITの話とか、浅草橋
の秘密(というか、浅草橋・蔵前の秘密)とか、それとTBSのあの発言、やっぱ

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