ASAHIネット(
[URL]のjouwa/salonからホットコーナー(
[URL] )に転載したものから。
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サブプライムローン問題、モノ作り脱却論、金融立国論その3
の続き。
週刊ダイヤモンド2008/02/23号、野口悠紀雄の連載「超整理日記」は、「サ
ブプライム問題の本質は格付けへの全面的な依存」。
「だから、サブプライム問題は、「ファイナンス理論や金融工学の利用によ
って引き起こされた問題」ではない。むしろ逆であって、「本来であればファ
イナンス理論や金融工学を利用して投資対象のプライシングを行なうべきであ
ったにもかかわらず、それをしてこなかった」ことが問題だったのだ」
それはそう思うが、野口さん、あんたが言っちゃおしまい。
それを知ってて、金融立国を煽ったのなら詐欺的だし、それを知らずに金融
立国を煽ったのならマヌケ。
どっちにせよ、まずは、自分の不明を恥じて、読者に謝るのが筋。
それをスルーして、自説を披露しても、ふざけるな、このヤローでしょう。
まあ、厚顔無恥でないとやってられないのだろうが、何度も繰り返すけれど、
メディアに登場する経済学者、エコノミスト、経済ジャーナリスト、経済誌は、
こういう手合いが多すぎませんか。
ベストセラー作家の野口氏は、週刊ダイヤモンドにも週刊東洋経済にも連載
をもっているから、作家タブー。よって、経済誌で批判されることはない。
経済学者、エコノミストは、本日も反省なし。\(^O^)/
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サブプライムローン問題、モノ作り脱却論、金融立国論その3
でも書いたが、一方、ジョージ・ソロスは、ウケに入ってますね。
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ジョージ・ソロス著, 越智道雄訳「世界秩序の崩壊 「自分さえよければ社会」
への警鐘」
は、モロにきてるし、
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ジョージ・ソロス投資と慈善の哲学 (NHK未来への提言) (単行本)
ジョージ・ソロス (著), 山本 正 (著)
も出たし。
ただ、こういうのも5年10年経つと、また風向きが変わって評価が逆転する
のもよくあることで、そうなったら、やれやれという気分。
あ、この「やれやれ」は、がんがん行けという煽りの「やれやれ」じゃなく
て、ぐったりしてため息まじりで「またかよ。はあ、やれやれ」の「やれやれ」。
マスコミは、株屋と同じく上げ下げの手数料で食っている。マスコミの場合
は、企業の株ではなく、人物の評価の上げ下げ。
だから、ある人物を英雄として持ち上げて、次は奈落に突き落として、さら
にまた持ち上げて、そしてまた突き落とすことを平気でやり続ける。
マスコミ大衆の欲望がそれを望んでいるという半分の真実と半分の嘘を言い
訳にして。
またぞろ話題になっているロス疑惑三浦和義報道をみると、よくわかるし、
ため息まじりの「やれやれ」になるのだ。
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