将棋: 竜王戦、糸谷七段が森内竜王に先勝。王座戦:豊島七段が角番から羽生王座に逆襲してタイ。豊川七段のNHK将棋講座
2014-10-21


けど、他の関西の若手の活躍が目立つので、今回、奮い立ったんでしょうね。
 豊島七段がタイトル戦に挑戦したり、囲碁・将棋チャンネルの銀河戦で、
稲葉陽七段が優勝したり、NHK杯でも大石直嗣六段がダイレクト向かい飛車で
羽生さんに完勝したり、西川和宏五段が活躍するなど、関西の若手棋士は、
ほんとに目立つ。

 といいつつ、書いていると、つくづく、羽生さんは、名人戦のような持ち時間
が長い将棋も、NHK杯や銀河戦のような持ち時間の短い将棋も強いし、戦法も
居飛車、振り飛車なんでも指すし、もう、異常な天才ですね。
 そうそう。羽生さんと銀河戦といえば、以前も書いたが、中村太地六段は、
銀河戦でも、羽生さんに勝っていたのに、逃したんだよ。
 そういう、紙一重が、その後の人生に大きく影響するんだよね。勝負の世界は。
怖い世界です。
 それを30年間くらい、勝ち抜いてきた羽生さんというのは、やはり化け物ですね。
 ま、将棋は、おれのほうが強いけど。\(^O^)/ ←もう、壊れてます
 そして、銀河戦といえば、松尾歩七段と渡辺明2冠の決勝戦。渡辺さんが勝
ちましたね。松尾さんは、羽生さんたちを破った先手中飛車を採用したけど、
渡辺さんは、しっかり対策を立ててきてましたね。

 話を戻すと、もしですよ。
 糸谷七段が森内さんから竜王のタイトルを奪取し、豊島七段が羽生さんから
王座のタイトルを奪取したら、こりゃ、えらいこっちゃ。
 何より、世代交代を印象付ける。
 渡辺2冠が竜王のタイトルを奪取し、防衛し続けても、あの世代は、渡辺さん
の孤軍奮闘というイメージがあったのね。
 でも、糸谷、豊島という二人のタイトル保持者が出ると、世代交代の雰囲気
が強くなるでしょう。
 それから、関西にタイトルが移動するのも、大きい。
 数年前、「さばきのアーティスト」と絶賛される、振り飛車党の雄、久保利明
九段が、棋王と王将の2冠で、これは、現在日本将棋連盟会長の谷川浩司九段
以来の関西2冠という偉大な業績だけど、やはり、孤軍奮闘のイメージだった。
 それが、若手二人がタイトル獲得となれば、世代交代と関西隆盛の雰囲気が
ぐんと盛り上がる。
 関東の棋士、とりわけ、若い棋士は発奮するだろうし、もちろん、羽生世代
も、「なめんなよ、この若造が」と発奮するだろうし、将棋界全体が活性化して
盛り上がると思うんです。
 だから、糸谷さん、豊島さん、がんばって、タイトルを獲ってね!
 でも、
[URL]
将棋:王位戦。がんばれ!木村一基 八段! 王座戦。がんばれ!豊島八段。銀河戦。松尾歩七段が、羽生名人を撃破!
をみたら、わかるように、お前が応援したら、タイトル獲れないジンクスが、
できてるよ。去年の中村太地七段もそうだし、今年の木村一基八段もそう。
 いやーん、たった2例で、決めつけないで♪

 さて、最後は、豊川孝弘七段のこと。
 「将棋世界のダジャレ王」「オヤジギャグの帝王」と呼ばれている。
 以前
[URL]
今日の東京は、将棋の内藤國雄九段です。\(^O^)/
では、おれ、
 「将棋界のダジャレの帝王」「おやじギャグの永世七冠」
と命名してたのか。ま、全部、よし!
 豊川七段、もちろん、将棋もめちゃくちゃ強い。だって最高クラスのA級の
次のクラスB級1組に所属しているんだから。
 そんな豊川七段の将棋講座が、10月からNHK Eテレ(教育テレビ)で始まった。
 講座名は、豊川孝弘の「パワーアップ手筋塾」という。
 囲碁・将棋チャンネルでは、「将棋連盟が選ぶ 注目の一局」やタイトル戦
の解説放送で、豊川さんの解説を観るが、元気がよくて面白い。
 脱線するが、「将棋連盟が選ぶ 注目の一局」は、おれ、特に好き。

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