Scala逆引きレシピ
2013-01-15


ASAHIネット([URL] )のjouwa/salonからホットコーナー([URL] )に転載したものから。
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 これ、なかなかよいです。
[URL]
Scala逆引きレシピ (PROGRAMMER’S RECiPE) [単行本(ソフトカバー)]
竹添 直樹 (著), 島本 多可子 (著)

 Scalaの文法や書き方など、一通りはわかったが、実際にあれをやるにはど
うすればいいの?という人には、非常に有用。
 ビルドツールのsbtをはじめ、各種ツールや、Scala-IOなどのライブラリ、
そして、AkkaやPlay2などのフレームワークまで、かなりよくばった内容にな
っている。
 おれも、参考になる話が、たくさんあった。
 もう2年近く前になるのかな。CAS-UBをScalaで書き始めたころに、これが
あればよかったと思うね。
 本書では、ウェブフレームワークとしてPlay2、ORマッパーとして
ScalaQueryを解説してあるが、CAS-UBを書き始めたときは、Scalaのウェブフ
レームワークはLiftしか使えそうなのがなくて、Liftを採用した。でも、情報
がなくてね。ドキュメントもほとんどなくて、だいぶ、Liftのソースを読んだ。
Scalaのイディオムの勉強にはなったけど。
 ウェブアプリと関係ないデータベース操作にも、LiftのORマッパーを使って
いる。簡単なデーターベース操作には大げさだけど、すでにシステムにインス
トールしてあるし、慣れているからね。

[URL]
CAS-UB 関連情報 クラウド型汎用書籍編集・制作サービス

 翔泳社にある紹介。
[URL]
Scala逆引きレシピ
[URL]
正誤表

 ただし、これだけでScalaがわかるかといえば、さにあらず。
 やはり、基本的な言語解説は必要。それには、コップ本といわれる、Scala
開発者によるバイブルが、まずは手元にほしい。

[URL]
Scalaスケーラブルプログラミング第2版 [単行本(ソフトカバー)]
Martin Odersky (著), Lex Spoon (著), Bill Venners (著),
羽生田 栄一 (監修), 水島 宏太 (その他), 長尾 高弘 (翻訳)

 次は、Scala入門にいい。
[URL]
オブジェクト指向プログラマが次に読む本 -Scalaで学ぶ関数脳入門
[単行本 ソフトカバー)]
株式会社テクノロジックアート (著), 長瀬 嘉秀 (監修), 町田 修一 (監修)

 次も、入門にいいです。
[URL]
Scala実践プログラミング―オープンソース徹底活用 [単行本]
小笠原 啓 (著), 尾崎 智仁 (著), 関 隆 (著),
水島 宏太 (著), 今井 敬吾 (著)

 Scalaに慣れるポイントは、関数型に慣れること。
 それには、変数は数学的な変数、つまり、書き換え不可能な変数であるval
によって宣言した変数を使うこと。実際、書き換え可能なvarを使うことは滅
多にない。
 forなど、命令型言語で一般的な従来の繰り返しは使わないこと。map,
filterの類、再帰で用が足りる。
 match式を使うこと。非常に強力なので、ifを使うことさえ、ほとんどない。
 正規表現も、Perl, Python, Rubyなどの正規表現より、よりリーダブルなコ
ードが書けるので、便利。
 あと、最大の秘訣は、Lispを学ぶこと(笑)。

 新・たけぞう瀕死の日記という著者のページがあった。
[URL]
2012-06-06 [執筆]Scala逆引きレシピという本が出ます
[URL]

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