「FUKUSHIMAレポート〜原発事故の本質〜」「メルトダウン ドキュメント福島第一原発事故」ほか、原発事故の真相モノ
2012-03-19


ASAHIネット([URL] )のjouwa/salonからホットコーナー([URL] )に転載したものから。
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 次の本にある、津波以前に、原子炉が壊れていたんじゃないか、全部津波の
せいにして、地震の揺れでは原子炉は大丈夫だった、だから福島第一原発以外
の原発も地震だけなら大丈夫と情報操作したんじゃないか、という話は、以前、
報道ステーションスペシャルでもやっていたね。
[URL]
福島原発でいま起きている本当のこと
元・現場技術者がすべてを語った! [単行本]
淺川 凌 (著)

[URL]
FUKUSHIMAレポート〜原発事故の本質〜 [単行本]
FUKUSHIMAプロジェクト委員会 (著)
--- ここから ---
2011年3月12日土曜日の事だった。
 中略
この日の夜、2号機と3号機に海水が注入されていたら、この2つの原子炉が
アンコントローラブルになることはなかっただろう。
 中略
なぜ、「海水注入」は遅れてしまったのか。
 中略
それは、これまでマスメディアが報道してきたどの主張とも似ていない。
それを一言でいえば、「遅れたのではなく、遅らせた」ということだ。
東電が12日「制御可能」な時点での2号機と3号機への「海水注入」を
意図的に拒んだのである。
 中略
実は菅直人総理大臣は12日に早期の「海水注入」を求めていた。
しかし、その場にいた東電の代表者はそれを拒む。
もちろん、頭から拒絶するほど傲慢ではなかった。
それらしい技術説明を交え、早期に踏み切る妥当性をやんわりと否定してみせ
たのだ。
 中略
法律によれば、菅には、それ以上の現場への介入が許されていなかった。
--- ここまで ---

[URL]
メルトダウン ドキュメント福島第一原発事故 [単行本]
大鹿 靖明 (著)
--- ここから ---
●福島第一原発撤退を言い出した清水社長に、菅直人首相は「撤退なんかあり
えない」と押し戻し、東電本店を数時間にわたって占拠した。「撤退はない!
 命懸けでやれ! 60歳以上は現地に行け!」と激怒する首相に気圧されて、
東電もやっと腹を括ることに。
●菅首相の「鶴の一声」かと思われた浜岡原発の緊急停止は、実は、世論のガ
ス抜きを図った経産省キャリアたちが仕組んだ罠だった。菅首相自らが記者発
表したことで、ガス抜きどころか脱原発の機運が高まった。それに危機感を抱
いた電力業界と経産省はより一層菅降ろしに邁進してゆく。
●その気になれば、経産省キャリアの人事まで影響力を行使できる東京電力。
古賀茂明ら電力自由化を唱えた改革派官僚は軒並み放逐されて、東電べったり
の官僚ばかりが出世する。かくいう状況では「脱原発」などの思い切った改革
は望み薄だ。
--- ここまで ---

 首相官邸に情報を上げず、市民運動出身の首相、菅直人を引きずり下ろした
いと、右翼・保守・体制側の人間や東電があれこれやったという上記2つの引
用は、
[URL]
朝日ニュースター「ニュースの深層」、上杉隆、今西憲之、福島原発内部の真

で書いたことと同じですね。

 最近、原発事故の真相モノがいろいろ出ている。

[URL]
官邸から見た原発事故の真実 これから始まる真の危機 (光文社新書) [新書]
田坂広志 (著)

[URL]
プロメテウスの罠: 明かされなかった福島原発事故の真実 [単行本]

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