ラグビー、トップリーグ。祝、東芝の中居選手が史上初100キャップ。\(^O^)/
2012-01-11


話があった。それだけ大野選手は、尊敬されているということなのね。
 出場すればトップリーグ最年長出場記録を更新する松田努選手は、この試合
に出場して、記録更新。

 第6節。
 NECと東芝は、同じ業界ということもあるんだろうが、激戦、名勝負が多い。
 しかし、この数年、NECが力を落としていて、この試合でも前半から東芝が
トライを重ねたので楽勝と思ったが、さすがは、NEC。ここからすごい展開の
試合になった。
 東芝のスクラムハーフの藤井選手がケガ。交代で入った三井選手もケガ。な
んと、本職のスクラムハーフがいなくなった。フルバックの吉田選手がスクラ
ムハーフをやることに。
 でも、本職じゃないから、フォワードを、羊飼いが羊を操るように操れない。
パス出しのタイミング、パススピードが合わない。
 東芝は、インターセプトから逆襲されたことがあった。たしか、この試合も
解説は砂村さんだと思ったが、パスカットされたのも、スクラムハーフが本職
ではないのが、原因だといっていた。パス出しのタイミング、パススピードが
ほんの少し遅い。0コンマ何秒か遅いわけ。すると、後ろから走ってくる選手
が普段より10センチから数10センチ前に出てしまう。守備側との間合いがそれ
だけ詰まる。この差でパスカットされやすくなる。という理屈だった。
 東芝みたいに精度の高いラグビーをやっているチームほど、こういうときに
歯車が狂いやすいのね。スクラムハーフの重要性を再認識した次第。

 この試合で初めて観たが、フィジー代表のナドロ選手は、めちゃくちゃすご
いわ。絶対、観た方がいい。
 ウイングという、一番外にいて、最後にボールをもらって走りきってトライ
を決めることが多いポジションなんだけど、なんと、195センチ、125キロ。
 一番外でボールをもらって、トライを狙うウイングの選手は、フツー、小柄
(190センチ以上ある日本の選手はフォワードになる)。小柄だから、ウイング
は、俊敏性とスピードで勝負する。
 逆に、フォワードは、体は大きくても、俊敏性に欠け、足も速くない。
 しかし、ナドロ選手は、でかい、速い、強い、うまい。
 東芝の大野選手クラスが、世界ではフォワードではなく、ウイングをやって
いるというのは、ずいぶん前に聞いたが、ワールドカップを観てもそうだし、
このナドロ選手を見て、改めて、これが世界レベルかと思った。
 そういえば、東芝のバックスが、ナドロ選手がいるから、外で1対1で勝負
できず、自重したシーンがあったよ。存在感があるということね。
 ナドロ選手が、ボールをもって走り出したら、会場がそれだけで大騒ぎにな
る。ステップも鮮やか。相手ディフェンス、2,3人は、触らせずに転がして
しまう。
 ところがですね。出場すれば、それでトップリーグ最年長出場記録を更新す
る東芝の松田選手が、すごかった。
 なんと、松田選手が、ナドロを止めたんだよ。
 解説の砂村さんは、「意地ですね」といっていた。
 ベテランは1対1の駆け引きの経験もあるから、スピードに乗って突っ込ん
でくる195センチ、125キロの巨体を、タックル一発で仕留められるんだね。そ
れにしても、怖いぜ。そんな奴の足に頭から突っ込んでいて、止めるのは。

 なお、ナオド選手は、のちのホンダとの試合で、1試合の最多トライ数で、
トップリーグの新記録を達成。
 なんと、1試合で6トライ。\(^O^)/
[URL]
NEC・ナドロ、6トライの最多記録/TL

 中継では、もし、東芝が優勝できなかったとき、振り返ればこのNEC戦がポ
イントになった試合といわれるかもしれないという話が出ていた。
 それくらい印象的な試合。NECにとっても久々に東芝に勝って、上位に進出
することができた試合。

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