ASAHIネット(
[URL] )のkick/salonからホットコーナー(
[URL] )に転載したものから。
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おれが地球を離れて(笑)、ぐずぐずしていたから、もうだいぶ昔の話になっ
てしまいましたが、ラグビーワールドカップの日本対カナダ。
20年ぶりにワールドカップの勝利かと思ったら、最後にカナダに追いつかれ
て、引き分けでした。
勝てた試合だった。惜しいねえ。
相手に、決めれば3点のPG(ペナルティゴール)を与えてしまう自陣での反則
がいかに大きな失点になるか。自陣ではなく相手陣でプレーするのがいかに大
事かを、改めて思い知らされる試合でした。
サントリーの小野澤選手が、試合後のインタビューで、開口一番。
「勝てないねえ」
とため息まじり。気持ちがよくでていた。
小野澤選手もこれが最後のワールドカップだろうから、ほんとに勝ちたかっ
ただろうけどね。
そうなんだよね。あと一歩。それが世界の壁なんだね。
一度、勝って、自信をつければ、カナダ、トンガなど、日本と同じランクの
ところには、けっこう勝てるようになると思うんだけど、そしてワールドカッ
プ以外では、これらのチームには勝ってるんだけど、やっぱり、ワールドカッ
プは違うんだね。
この試合、これまでを反省して、ワールドカップで勝つ試合運びをしました。
戦略的にキックを使って、相手陣営でなるべく多くプレイする。それであと10
分、踏ん張れれば歴史的勝利だったのに。
カナダとは因縁があって、前回のワールドカップも日本対カナダがあった。
1トライ1ゴール差の7点差でカナダがリードのまま、試合終了目前。カナ
ダの勝利目前のラストワンプレーで、なんと、日本代表は、トライを取った。
そして、運命のコンバージョンキック。これが入れば同点で引き分け。難し
い位置からのキックだったが、これを大西選手が見事に決めて、試合終了。
あのプレッシャーの中、運命のキックを決めてくれた、大西選手の精神力と
技術は素晴らしかった。大大大感動しました。
[URL]大西将太郎
このときのことは、以前、書いてます。
[URL]
カーワンジャパン、感動、奇跡の引き分け\(^O^)/
[URL]
Re: カーワンジャパン、感動、奇跡の引き分け\(^O^)/
その大西さんは、JSportsの中継では、東京のスタジオでの解説に来てまし
た。
試合後は、ほんと悔しそうだった。
今度こそ、決着をつけて、日本がカナダより格上だということを示したかっ
ただけにね。それが、逆に終了間際で引き分けをやられちゃったからね。
まあ、因果は巡るですね。
後半の途中から、東芝の大野均選手が入ったら、やっぱり違ったね。
接点で負けなくなったどころか、相手をめくり上げて、ターンオーバーして
いた。
JSportsの中継でもアナウンサー、「おお、また大野だ」と叫んだし、解説
のラグビージャーナリスト小林深緑郎さんも「大野は、いいですねえ」と褒め
ていた。
大野選手も、これが最後のワールドカップだろうから、勝ちたかっただろう
けどねえ。
しかし、勝てない。
これがワールドカップ。
サッカーでいうと、ちょうど、ドーハの悲劇のころに相当するのかな。なか
なかワールドカップに行けなかった、あの頃のサッカー日本代表。いや、フラ
ンス大会くらいなのかな。
調べてないけど、カナダは、結局、グループ3位ですか?
そうなら、次回ワールドカップ予選は免除ですよね?
そして、強豪チームとも試合が組める。チーム強化が進みますね。
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