TVシンポジウム「常識の壁を打ち破れ」、FIRSTサイエンスフォーラム
2011-05-23


光タンパクでノーベル化学賞を受賞した下村先生と同じね。将棋のプロが、あ
る局面をみて、一瞬で手を発見できるのと同じ。体でわかっていると、勘が鋭
くなる。
 山海さんのリーダー論は、どの分野でもそう。上の地位になっても、下の細
かいところまでみる力がないと、単によっしゃよっしゃで、御神輿に担がれた
状態になり、プロジェクトがだめになる。これ、重要。
 我々、ICTの分野では、コードが書けない、読めないプロジェクトマネージ
ャがわんさかいる。MS Projectだけみているようなバカ。だから、だめ。大手
SI業者に多い。そこのSEにだめな奴が多いのも。同じ。これが、日本のソフト
ウェア産業が弱い大きな原因。
 結局、頭だけじゃだめ。体、身体性がないと。
 書いたと思っていたが、書いてないみたいね。
 九大(九州大学)での岸田孝一さんのソフトウェア工学の講義。
 学生に、日本のソフトウェア産業は今後どうすべきか、プレゼンせよという
お題があった。
 学生のプレゼンは、コスト的には中国に適わないから、日本は上流工程に特
化して、実際にコーディングやテストするといった下流工程は中国に任せれば
いいんじゃないかという分業論が多かった。
 これ、だめ。前提があって、下流工程までしっかり体でわかっていて(経験
して体でわかっていることが重要)、上流に特化するならまだいいけどね。こ
れも同じ話ですね。
 経済学者、野口悠紀雄のナイーブな国際分業論がだめなのも一緒。学者が頭
でこねくり回しただけの話が通用するほど、世の中は甘くない。

 高専生、高校生に贈る言葉で、細野さんの、「All or something」は、いい
ね。一所懸命やると、何かを得ると。細野さん、将棋好きなのかな。王様は取
れなくても桂馬くらいは取れるといってた。
 細野さんは、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出ていたが、NHKの
ウェブは腐りまくりで、リンク切ればかりなので、
[URL]
錬金術師!細野秀雄(ほその ひでお)
 あと、番組アシスタントだった住吉美紀アナのブログがあったが、これもリ
ンク切れ。でも、いまはまだGoogleにキャッシュがある。
 細野先生、大の猫好きなんだ。
[URL]
プロフェッショナル仕事の流儀 スタッフブログ|住吉美紀と
2009年05月26日 (火)材料科学者 細野秀雄さん

 山海さんの鉄人28号のエピソードは、おれと同じだった。正太郎君が、レバ
ーが2本しかないリモコンで、鉄人を自由自在に操る。不思議だった。大きく
なって、あれは音声認識だったと気づいた話。おれは、そこから何にも生み出
さないけれど。\(^O^)/
 書いたかと思ったがない。正太郎君の名前が出るのは、ブログを始める前。
[URL]
乳の詫び状(2004/11/06)
だ。父の納骨に京都に行った話だ。奈良や高台寺に行ったのは、6年半も前。
早いねえ。

 山海さんといえば、「HAL」のことは知っていたが、人となりや考え方は知
らなかった。
[URL]
中央公論 2011年 03月号 [雑誌] [雑誌]
に掲載された
ロボットスーツ「HAL」開発・実用化への舞台裏
山海嘉之
で、初めて文章を読んだが、視野が広いなと思った。
 中央公論のこの号、「復活! 理系大国ニッポン」という特集で、「はやぶ
さ」の川口さんと的川さんの対談もある。名前くらい出していたかと思ったが
検索しても出てこない。

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