ASAHIネット(
[URL] )のjouwa/salonからホットコーナー(
[URL] )に転載したものから。
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アンテナハウスの村上真雄さんが、
[URL]
「第8回HTML5とか勉強会」
で、「EPUBやCSSと日本語レイアウト、HTML5と電子書籍」について話をしたもの。
[URL]
EPUBやCSSと日本語レイアウト、HTML5と電子書籍
JIS X 4051とか、懐かしい。芝野耕司さんが主査だった。
芝野さん、お元気なのかな。
[URL]
JIS X 4051 改正素案 「日本語文書の組版方法」公開レビュー
というのがあるね。2002年だ。
アンテナハウスの小林社長のブログに、
[URL]
2008年02月11日
Page2008 トークショウ「コンピュータ組版の軌跡2」(3)
というのがある。
--- ここから ---
JIS X4051は、日本語の組版をするための規則をJIS化したもので、大きな成果
だと思いますが、残念ながらその規格を実際の製品に反映したのは、マイクロ
ソフトのWordや、最近ではアドビのInDesignなど米国のメーカになっているよ
うです。
--- ここまで ---
は、すごい話でしょ。日本にとって悪い意味で。
JIS X 4051は、日本の組版の世界にあった暗黙知を明文化した。その成果を
商品に積極的に実装したのが、アメリカ人。彼らは、研究熱心です。
--- ここから ---
従来は、編集者や印刷の専門化の頭の中、あるいは、出版者のハウスルールと
してばらばらになっていた情報がJISの形で体系化されたことは後世のために
も大きな功績と思います。
現在は、このJIS X4051をベースとして、Webブラウザなどのための組版の要求
をまとめる作業が、W3Cのタスクフォースとして行われています。
1980年代終わり頃から始まった、マークアップ言語の研究が、現在まで作業と
して続いているということになります。
--- ここまで ---
2008年をとっくにすぎて、2010年のいまでもまだ続いています。
これも、すごい話でしょ。いい意味で。
池田信夫なら、とっくの昔に、失敗だ失敗だと騒いだだろうけどね。そんな
声に耳を貸していたら、イノベーションなんか起きない。
関連:
[URL]
2008年02月07日
Page2008 トークショウ「コンピュータ組版の軌跡2」(1)
[URL]
2008年02月08日
Page2008 トークショウ「コンピュータ組版の軌跡2」(2)
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