ASAHIネット(
[URL] )のjouwa/salonからホットコーナー(
[URL] )に転載したものから。
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もう軽く1ヵ月以上経つのか。書く暇がなかった。
3月の初めに、世界的ジャズ・ピアニストである小曽根真と彼がリーダー格
のビッグバンド「NO NAME HORSES」のコンサートがあったので、聴きに行って
きた。
小曽根真は、デビュー当時しか知らない。そのずっと前は、神戸の天才ジャ
ズピアニスト少年なんて感じで、テレビニュースでちょろっと見た記憶がある
が、気のせいかも。
デビューアルバムは、LPを買った。CDはこれ。
[URL]
Ozone
小曽根真
ヴァイブのゲーリー・バートンとのデュオがメイン。チック・コリアとゲー
リー・バートンとのデュオを彷彿とさせるものだった。
1曲目の「クリスタル・ラヴ」は、かっこいいよ。アマゾンの視聴は、イン
トロからじゃないね。冒頭もかっこいいのに。
「エンドレス・シーズン パートII」もかっこいいでしょ。エンドレス・シ
ーズンは、後年、パート3やパート4も作曲していたと思う。
小曽根真は、タッチが「白い」。
たとえば、もろ、ロイク(黒い)のタッチであるハービー・ハンコックなどと
は対極。白人的というか、チック・コリアやリッチー・バイラークなどに通じ
るタッチ。ジャズ的というよりクラシック的ともいえる。
それもあって、小曽根さんは、近年、クラシックにも意欲的に取り組んでい
て、日本でもヨーロッパでもオーケストラとの共演もやっている。
デビュー作のLPは買ったものの、以後は、ときどき気にはなったり、活躍を
小耳に挟むことはあっても、LPやCDを買い漁ると行った付き合い方ではなかっ
た。
でも、今回、彼がビッグバンドでやるのを知って、ソロやピアノトリオは、
LPやCDで聴いたことがあるが、ビッグバンドは聴いたことはないし、そもそも
ビッグバンドは好きだから、行ってきたわけ。
恥ずかしながら、小曽根真を生で聴くのは、このコンサートが初めて。素晴
らしかった。
今回、小曽根真のことを書こうと思ったのは、
[URL]
ロード・トゥ・ショパン
小曽根真
が出るから。この中から、たしか、マズルカだったかな。コンサートでラス前
くらいにソロでやった。それが実に美しい演奏だった。
コンサートの他の曲目は、「NO NAME HORSES」の新作「ジャングル」からが
メインだったと思う。
[URL]
ジャングル
小曽根真
コンサート冒頭の演出が凝っていて、ホーンの面々が、それぞれ、客席のあ
ちこちに潜んでいて、客席でジャングルにいる獣の鳴き声を模した音を出して、
歩きながらステージに上がっていくというオーピニングだった。
ビッグバンドは、やっぱり、ど迫力があっていい。特にアンサンブルがびし
っと決まった瞬間は、ゾクゾクする。そして、メンバー全員、腕利きで売れっ
子の人たちがやると、ビジバシ決まる。続々ゾクゾク。
NO NAME HORSESのデビューアルバムが、これ。
[URL]
No Name Horses
NO NAME HORSES
セカンドアルバムは、これ。
[URL]
II
NO NAME HORSES
小曽根さんのアルバムだと、
[URL]
ブレイクアウト
小曽根真, Makoto Ozone
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