赤間世紀本、Java, 人工知能(AI), 暗号、PERT, PMBOK
2009-10-06


理をやって失敗した実例の話とかしましたが、長くなるので省略。
 プロジェクトを進めていると、まず間違いなく、予期しないことが起こるの
で、スケジュールや見積もりは、柔軟にやり直す気持ちももってないとね。最
初に決めたスケジュールに固執すると、目的と手段を取り違えちゃうもんね。

 上記「ソフトウェア工学教科書」でプロジェクト管理に関する言葉で、
PMBOKが出てます。これに関連した余談。
 おれ、以前、
[URL]
いちばんやさしいPMBOKの本 (技評SE新書) (新書)
深沢 隆司 (著)
を読みました。
 PMBOKが、いま、どう変わっているか、よくまとまっていていい本と思いま
すが、おれが興味を惹かれたのは、PMBOKなんかはどうでもよくて(笑)、著者
の深沢さんは、高校生のころかな、加藤さんの「計画の科学」を読んで、大変
感動して、以後、「計画の科学」の精神をくみ取って、ちゃんとあれこれやる
ようになって、仕事でも日常生活でも、バカな失敗がなくなったなどというこ
とが書いてあったこと。
 人生をよりよく過ごすためのハウツーとして、「計画の科学」を読むのもい
いんだろうけど、おれはそれもどうでもよくて(笑)、45年も前にPERTのことを、
ブルーバックスで紹介してあったということ、そして、おれ、中学から高校と、
図書館で借りまくったり買ったり、ブルーバックスは全部とはいわないけれど、
かなり読んだけれど、「計画の科学」は、深沢さんの本で初めて知って盲点を
衝かれた気がしたのね。読んでみようと思って、探したら売っていて、読んだ
ら、非常に面白かったのよ。
 プロジェクトの規模が大きくなるとアローグラフも大きくなって、スケジュ
ールを組み替えるなどするには、電子計算機を使うなど書いてあって、そうか、
45年前はコンピュータより電子計算機という言葉だったんだととか、終わりの
ほうを読むと、なるほど、ベータ分布ってのを使うのかとかも含めてね。

[URL]
情報数学入門 (単行本)
赤間 世紀 (著), 長田 康敬 (著), 玉城 史朗 (著)
も、ちょっとよさげな気がする。演習問題に解答はついてるのかな。ついてい
ると、独学がしやすいと思うけど。
 情報系の仕事、IT, ICT業界で食っていくなら、「集合と写像、代数、論理、
計算とアルゴリズム、グラフ理論、整数論」と書いてるような離散数学系の数
学を学んでいるかどうかは、後でどんどん利いてきます。
 この本でいうわけではないけれど、やるなら、若いうちにやっておくほうが
いいです。
 共立出版の
[URL]
に目次などがあります。みると、これくらいは最低限知っておいてほしいとい
う基本的な話ですね。
[URL]
詳細目次
をみると、演習問題の解答もついてますね。
 「第7章 情報数学の宝石箱」に「7.2 人工知能への応用」「7.3 暗号理
論への応用」とあります。赤間さんの得意分野なんでしょう。
 だから、前述の「Javaによる複雑系入門」「Prologで学ぶAIプログラミング」
などを出しているんでしょう。
[URL]
自然言語・意味論・論理 (単行本)
赤間 世紀 (著)
という堅い本もある。だから、「Prologで学ぶAIプログラミング」は、あのレ
ベルの本としては、えらく論理学の話が詳しかったんだ。
 ってなわけで、今度は、赤間さんの暗号の本を探してみました。

[URL]
Javaで学ぶ暗号プログラミング (単行本)

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