2009年山下洋輔ニューイヤーコンサート
2009-02-05


ASAHIネット([URL]のjouwa/salonからホットコーナー([URL] )に転載したものから。
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 仕事やらなんやらで、ドタバタ続きで、2009年山下洋輔ニューイヤーコンサ
ート、正式には、
東京オペラシティ・ニューイヤー・ジャズ・コンサート2009
山下洋輔プロデュース
茂木大輔 PLAYS ヤマシタ・ワールド
の感想をやっと書きます。

 いやはや、よくもまあ、あんな高速変態変拍子の曲を書くほうも書くほうだ
し、それをオーケストラ用に編曲するほうも編曲するほうだし、さらには、そ
れを何10人もの人間でえいやっで演奏して合わせるほうも合わせるほうだよ
ね。
 合うんだもんね、あんなものが。どうして? あり得ない世界連発。
 超一流の世界はすごいね。などと呆然としていたら、スーパーマンがやって
きたと思ったら、ジョーズも出てきてぱっくり食われたり、ベティさんが出て
きたり、何が出るかわからない。油断も隙もありゃしない。

 中でも、パーカッションの植松透さん。サックスの平野公崇さん、トランペ
ットの赤塚謙一さんとやったとき、ああいう変拍子で、どうして「リズムに乗
って」あんなに暴れられるのか。おっとろしい。

 あ、大事なこと。
 私、客席は、最前列のやや右のところにおりました。
 サックスの平野公崇さんの真ん前。
 この位置だと、グランドピアノの上蓋が邪魔して、2階左で歌っているXUXU
のみなさんの歌っている姿がまるで見えませんでした。2階右にいらしたフク
ロウ役のフルートの方のお姿はばっちりだったんですけど。
 だから、演奏終了後、2階からXUXUのみなさんがステージに降りてきて初め
て、そのきらびやかな衣装を拝見できました。ああ、眼福、眼福。
 といって、あの位置、悪いことがばかりかといえばそうでもなく、なにしろ、
ヤノピ様(洋輔さん)の上半身すら見えず、下半身のみが見えるという、雑念を
振り払うというか、雑念だけに集中できるというか、ペダルワークがよくわか
るという得難い位置でもありました。
 でもね、つい、「この場所なあ。洋輔のヤロー、なんで男なんだよ。なんで
ズボンなんだよ。これが女でミニスカをはいてピアノ弾いてくれていたら、こ
こ、最高だったのに\(^O^)/」などと、エロオヤジモードも転び出ていました。

 プロデュースの山下洋輔さん、指揮&オーボエの茂木大輔さん、オーケスト
レーションの狭間美保さん、トランペットの赤塚謙一さん、サックスの平野公
崇さん、パーカッションの植松透さん、東京フィルのみなさま。
 みなさん、みんな怪獣ですね。すごすぎ。堪能しました。ウルトラ警備隊は
何をやっとるのか。こんな怪獣を野放しにして。
 麻生の太郎ちゃん、やっぱ、定額給付金なんてやってる場合じゃないぞ。早
く怪獣自衛隊を創設しなさい。

 茂木さんは、もういろんな才能が吹き出してましたね。才人21面相ですわ。
 とりわけ、デュオでの渾身のインプロヴィゼーション。曲想からの連想なの
か、青森の恐山の光景が浮かんできて、茂木さんに霊が降りてきてイタコ状態
で吹きまくっているように思えました。
 かと思えば、突如、指揮台に寝てしまうし、トークもいけるし、笑いもばっ
ちり。あらゆる手練手管を駆使し、全身全霊で音楽の楽しさを伝えようとする
情熱の熱い風がオペラシティのタケミツホールに吹き荒れました。
 感動しました。

 いやあ、年の始めにこういうの聴いちゃうと、以後、魂を抜かれて腑抜状態
で1年が終わるか、異様にテンションが上がって1年を走りきるか、どっちか
極端にしかならないと思いました。
 私の場合、テンションが上がりすぎると、こめかみから血の噴水になりそう

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