クーリエ・ジャポン2008年12月号、佐賀のカチガラス(カササギ)
2008-11-11


ASAHIネット([URL]のjouwa/salonからホットコーナー([URL] )に転載したものから。
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 週刊ダイヤモンドの定期購読をやめて、定期購読を始めたクーリエ・ジャポ
ン2008年12月号が送られてきました。

[URL]
クーリエ・ジャポン2008年12月号
 目次は、
[URL]
クーリエ・ジャポン
をどうぞ。
 ちょっと脱線。いま、サイトにいって、すごい話だと思ったのが、
[URL]
ボーダータウンで何が起きている?
ですね。

 特集は、金融危機後の世界でした。いろいろあるんだけど、金融危機世界一
周の記事もよかった。各国の雑誌がどう報道しているか、集めたもの。
 ニューヨークのレズビアンバーが影響受けた話は、ネタの拾い方に感心。
 ここんとこ、ITと金融立国で調子がよかったのが、トンデモIT論を連発する
経済学者野口悠紀雄が熱弁をふるっていたアイルランド、そしてアイスランド
だけど、金融危機で大変。特にアイスランドは全銀行国有化などという国家的
な危機で、ロシアに接近したり、獅子てんや瀬戸わんや。そのアイスランドを
報じる記事の書き出しが印象に残った。
「アイスランドという国には、銀行と魚のどちらが先に存在したのか? 当然、
魚だ」
 いいねえ。
 アイスランドのデータセンターの話、書いてないね。草野君の結婚式の2次
会のときに、Ringのメンバーと話したことで、なんていう話は、
[URL]
西田圭介(著)「Googleを支える技術」
[URL]
Re: マンデルブロ「禁断の市場 フラクタルでみるリスクとリターン」
にちょろっとあって、書いてないねということも書いているのね。^^;
 野口さんがいう、「ITと金融がアイルランドの奇跡的な経済発展を支えた。
日本もそうなれ」という礼賛は、去年の暮れあたりからもうダメだったのでは
ないかという話を、5月に書こうと思ってたんだけど、もう半年も経ってる。

 特集以外にも面白い記事が多くて、楽しかった。
 日本人は日本人論が好きで、世界からどう見られているか非常に気にすると
は、昔からいわれていることですが、この雑誌には、世界の雑誌が日本をどう
報道しているかを集めた「世界が見たNIPPON」というコーナーがあります。
 その中に、ロシア人力士の大麻疑惑問題を、ロシアのアガニョークという雑
誌が報じた記事が掲載されていたけれど、思ったより冷静な記事でした。最近
のロシアの強気ぶりからして、てっきり、東京湾に放射能漏れを起こした原潜
を突入させるべしなどという論調かと思っていたから。^^;
 びっくりなのが、音楽CDが付いていたこと。これ、坂本龍一氏と民族音楽研
究家でキングレコードの民族音楽シリーズをプロデュースしている星川京児氏
の対談のところに、キングレコードの民族音楽シリーズのエッセンスを収録し
たCDが付いています。まだ、聴いてないけど、楽しみ。
 音楽でいえば、iPod普及で音楽が大音量になってつまらなくなっているとい
う記事もあった。iPodのイヤホンの再現音域が狭いので、結局、売るためには、
音量で勝負するしかなく、ダイナミックレンジの狭い音楽になって、つまらな
くなっているそうです。

[URL]
不確実性の経済学入門
[URL]
Re: マンデルブロ「禁断の市場 フラクタルでみるリスクとリターン」その2
で名前を出した

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