ASAHIネット(
[URL]のjouwa/salonからホットコーナー(
[URL] )に転載したものから。
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[URL]
自発的対称性の破れ
の続き。
[URL]
祝物理本特需、趣味で物理学の本、EMANの物理学、物理のかぎしっぽなど物理
学サイト紹介
についたguruさんのコメント。
ほんとは、
[URL]
自発的対称性の破れ
につけたかったんでしょうが、そのときは、ウェブからブログに転載し忘れて
ました。guruさんは、「祝物理本特需・・・」のほうに、仕方なくつけたんで
すね。すみません。
guruさんのコメントは、
--- ここから ---
Hot Corner の方ですけど、「自発的対称性の破れ」というのは誤訳で、正し
くは「自発的な 対称性の破れ」です。「自発的な」は「対称性の破れ」にか
かります。「自発的対称性」が「破れ」るわけではありません。
--- ここまで ---
「自発的」が「破れ」に係るのは、ちょっと素粒子物理や量子力学をやった
人は、みんな知ってますよね。だから、guruさんが誤訳という「自発的対称性
の破れ」でも、彼らには正しく意味が伝わっていると思います。しかし、たし
かにひっかかる表記なので、一般の人には、guruさんのおっしゃるように、
「対称性の自発的破れ」のほうが、正しい意味が通りやすい。でも、ノーベル
賞を報じた新聞などメディアのニュースでは、意外と「自発的対称性の破れ」
の記事も多いと感じたんです。
たとえば、
[URL]
超伝導理論に疑念、契機 南部陽一郎さんインタビュー
を参照。
それで、元メッセージで、
--- ここから ---
一般の人にも名前が知られるようになった「自発的対称性の破れ」あるいは
「対称性の自発的破れ」。
--- ここまで ---
と書いて、前半はちまたにあふれている表記、後半は意味が通りやすく直した
表記という意図をこめて併記したんです。
ウェブでどうなのかは、いつだったか日付はメモに残っていないけれど、元
メッセージを書く前か、コメントが書かれたとき、すぐ調べて、メモしていま
した。だから、2008/10/16前後だと思う。そのときは、こんな感じ。Googleで
検索した結果です。
自発的対称性の破れ 約162,000件
自発的な対称性の破れ 約 574件
対称性の自発的破れ 約 60,800件
「自発的対称性の破れ」が多数派。「対称性の自発的な破れ」は、調べてい
ませんでした。
今日、2008/10/31の朝、同じくGoogleで調べたら、こんな感じ。
自発的対称性の破れ 約122,000件
自発的な対称性の破れ 約 33,500件
対称性の自発的破れ 約373,000件
対称性の自発的な破れ 約293,000件
「対称性の自発的破れ」「対称性の自発的な破れ」が多数派になってますね。
「自発的対称性の破れ」が162,000から122,000に減っているのは、なぜなん
でしょうか。ブログなどを書き直したんでしょうかね。
そのきっかけは?
もちろん、guruさんのコメントでしょう。\(^O^)/
ほんまかいな。
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