シャムスカ魔術、大分トリニータ物語、マルハン韓会長
2008-10-30


ASAHIネット([URL]のjouwa/salonからホットコーナー([URL] )に転載したものから。
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 この前、北九州に帰ったんですが、ホテルにあった朝日新聞の2008/10/28
(日)朝刊。それに週刊九州というコーナーがあって、そこで「大分シャムスカ
魔術」というタイトルで、大分トリニータの快進撃の秘密に迫っていました。
 成長株のMF梅崎が浦和レッズに引き抜かれて、去年より戦力ダウンと思われ
ていたのに、リーグ戦も優勝戦線にいて、とうとうナビスコカップの決勝まで
行ったのはなぜか。

 シャムスカ監督の手法がぶれない、戦術がチームに浸透してきたことを上げ
ていました。
 「守備から入る」。この浸透が失点の少なさにつながっている。昨年60点も
あった失点の半分以下になったことが、快進撃の源という分析。
 個別には、攻撃的な守備で相手にプレッシャーをかけて中盤を支配し、セカ
ンドボールを拾いまくる、ボランチのホベルトとエジミウソンというブラジル
人コンビの存在。
 シャムスカ監督の指導方針は、選手を批判せず、自主性尊重だそうです。し
かし、シャムスカ監督自身は、「単に褒めるだけとは、受け取って欲しくない」
とインタビューに答えていて、大分には褒めて伸ばすやり方が合っていると思
ったので、そうしているそうです。

[URL]
大分トリニータ物語
で、「ビジネスジャンプ」増刊の「ビージャンこん」2008/05/01第40号に掲載
された「大分トリニータ物語」のことを書きましたが、また、ありました。
 同じく「ビージャンこん」の2008/12/01に、原作木村元彦、漫画宮城シンジ
「大分トリニータ物語」という同じタイトルで新作が載っています。
 今回は債務超過で破綻の危機にあったトリニータを救った、パチンコのマル
ハンの韓(はん)会長の話。
 霞ヶ関の自治省でエリート官僚だった地位を捨て、大分トリニータに身を投
じた溝畑社長。その心意気に感じ入って、大分には1店舗しかなくスポンサー
としてのメリットがないのにスポンサーになることにしたマルハンの韓会長の
波乱の人生と熱い思い。それがメインの話でした。
 マルハンはパチンコだから、Jリーグの規定では胸スポンサーになれないそ
うです。大分トリニータの場合は、特例で1年だけ認めたと。でも、特例の延
長は認められなかった。しかし、韓会長はスポンサーを降りなかった。スポン
サー探しに来たとき、「大分トリニータを5年以内に日本一にする」といった
溝畑社長の言葉を信じて、日本一になるまでスポンサーを続けると決めている
そうです。
 ↓に、この話がありますね。
[URL]
大分がマルハンとスポンサー契約更新

 マンガ的なドラマチックな演出もあるんだろうけど、大分トリニータ物語、
前回も今回も胸が熱くなる話です。
 人生、夢と情熱と信義ですなあ。

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