ASAHIネット(
[URL]のjouwa/salonからホットコーナー(
[URL] )に転載したものから。
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サブプライムローン問題が底なし沼の様相を濃くしてから、ぱったりと日本
はモノ作りから脱却して金融立国を目指せなんて話がなくなった感じがしない?
しきりと喧伝した現代ファイナンス理論、金融工学やらが被害を拡大してし
まった感があって、都合が悪くなったから黙ってるの?
メディアによく登場する経済学者、エコノミストの中では信用しているほう
の野口悠紀雄も何も言わなくなったよね。^^;
現代ファイナンス理論、金融工学を使えば、正しいリスク評価ができるとい
ってたのに、これだけ大被害をもたらした現代ファイナンス理論、金融工学っ
て、結局、何ってことにならない?
現代ファイナンス理論、金融工学やらを吹聴した連中は、どう落とし前をつ
けるの?
単に使い方が悪くて暴走しただけで、理論自体は正しいなどといって、お茶
を濁すつもり? 破綻したLTCMのときはそれで済んだ?から、今回もそれでい
く?
そういえば、一時は経済誌でも大賑わいだったデフレ論議もすっかりなくな
ったし、日本のデフレは何だったかの総括ってやってるんですか? 相変わら
ず、構造改革派、リフレ派双方が、非科学的に自分の主張、我田引水を繰り返
してるだけ?
日本の経済学コミュニティも経済ジャーナリズムも説明責任を果たすことが
あまりない?
所詮、競馬の予想屋、プロ野球開幕前の順位予想レベルの話を和気藹々でや
ってただけなんだから、目くじら立てるなってこと?
日本の経済学コミュニティも経済ジャーナリズムもわからんことだらけ。と
いうか、単に、連中、でたらめ?\(^O^)/
そういえば、野口氏は、イギリスが経済がすばらしくよくなったのは金融サ
ービスの発展のおかげ。それに比べ、ドイツはモノづくりに固執してEUのお荷
物になったという話を書いていたが、いま、全然、状況が変わっているね。
この1ヵ月ほどの週刊ダイヤモンド、週刊東洋経済、週刊エコノミストを読
んで知ったけれど、サブプライムローン問題が出て、イギリスの金融界は大打
撃で6000人以上が首切りになるそうだし、ドイツは復活してEU経済の牽引役に
なってきてるんだってね。しかもドイツの復活は金融じゃなくて、モノづくり
での復活。
グリーンスパン前FRB議長は、アメリカの好景気を演出した神様扱いだった
のが、いまや、サブプライムローンを勧めて被害拡大をもたらした悪魔扱いだ
もんね。
この数ヵ月の風向きの変わり方からすると、売り出したばかりの
[URL]
野口悠紀雄著「モノづくり幻想が日本経済をダメにする―変わる世界、変わら
ない日本」
は、マヌケな感じがしますね。^^;
また、風向きが変わると、いいことが書いてある本ということになるのかも。
所詮、世の中、そんなもん。\(^O^)/
まさに「禍福は糾(あざな)える縄のごとし」。
確実なのは、不確実だということだけ。\(^O^)/
もうずっと前から、経済関係の主張や雑誌や書籍に感じていることだが、99.
99%は一過性の話を針小棒大にふくらませて、やれ、トレンドだ、時代はこう
なるなどと煽ってるだけに思える。それもフローであって使い捨てだもんね。
後からその主張がどうだったか、検証されることはまずないし、すごくテレビ
的といえばテレビ的。
以前、何度か言及したことがある、そして、あの本は信用するなと経済学に
詳しい?人からいわれたこともある
[URL]
東谷暁著「エコノミストは信用できるか」(文春新書)
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