ASAHIネット(
[URL]のjouwa/salonからホットコーナー(
[URL] )に転載したものから。
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ある女性から、「中村さん、これ、読んでみたら」といわれて渡されたのが、
[URL]
築山節著「フリーズする脳―思考が止まる、言葉に詰まる」
オビから、
思い当たる人は要注意。
□話の中に「あれ」「それ」などの指示語が多い
□みんなが笑っているときにダイミングよく笑えない
□アイデアが浮かばない。思考が長く続かない
□人や物の名前を思い出せないことがよくある
□同じ相手に、同じ話や冗談を繰り返し言ってしまう
□全体を考えることが苦手で、細部に固執しがち
□融通がきかない。流行や時事的なことに疎い
□物をよくなくす。紛失物をうまく探せない。
オビ、見た途端、これ、おれだ。\(^O^)/
1,4、5、8番はそうだね。^^;
内容では、次のようなケースが出てきます。一応、患者が特定できないよう
に典型的な症状をいくつか交えて作った例だそうですが。
・商談の最中に不意に言葉が出なくなる、人前で話すのが怖くなった営業マン
・よく知っているはずの名前が思い出せない、思考がちぎれていく大学教授
・PCの前で頻繁に自失する、空回りし、疲弊していくシステムエンジニア
・ネット依存的な生活を送っているうちに、物忘れが激しくなった総務部主任
・会話の相手が複数になると、話が聞き取れなくなる、頭に入らなくなる営業
マン。
・転職先の企業で度々思考停止状態に陥るようになったエリートビジネスマン
・文章が思い浮かばなくなり、偏執狂的に見直しを繰り返すフリーライター
・上司になった途端、考える力が衰え、仕事ができなくなった元「優秀な部下」
・すぐ感情に支配され、頭の中が真っ白になる、元「冷静なキャリアウーマン」
・集中力が続かず、空白の時間が増えていく、「勝ち組」志向の司法浪人生
こうやって取り出すと、キワモノっぽくみえるけど、決して扇情的な内容で
はなくて、むしろ非常に慎重な書き方です。
結論的にいえば、環境は非常に脳に影響を与えているということです。
たとえば、パソコンやネットなどにはまっていると、あまりに偏った脳の使
い方をしているので、五感や身体全体に対しては脳がさぼるようになって、脳
のバランスがおかしくなる。それで脳がフリーズする、早い話がボケが始まる
原因だろうという推測ですね。
脳神経外科医だった著者は、ボケの臨床経験から、いろいろと対策も提案し
ています。
自分に当てはまる人も多いと思うけど、一読してみたら?
特にIT, ソフト屋、コンピュータ関係の人間は。
こういう1日中、パソコンの前に座っている連中は、散歩がいいってよ。
おれ、多摩川をサイクリングするようになってから、気分がいいのね。なん
で、多摩川のそばにいながら、20年間も多摩川の楽しさを知らなかったんだろ
うと後悔しつつ、なお、毎日、楽しいばっかり。\(^O^)/
毎週行っても、飽きないのは、脳が喜んでいるからなんだね。風が違う、空
が違う、人々が違う、景色が違う。これがいいんだね。それと体動かしている
から。
やっぱ、楽しいから続くしね。
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