ASAHIネット(
[URL]のjouwa/salonからホットコーナー(
[URL] )に転載したものから。
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大沢在昌著「狼花 新宿鮫IX」では、暴対法(暴力団対策法)やら広域暴力団
が全国を組織化していく話が語られるが、「狼花」の副読本(笑)として、山平
重樹著「ヤクザに学ぶ組織論 」はどうか。
反社会勢力のヤクザをほめると怒り出す人がいるだろうが、それでも本書を
読むと、さすが、一流の親分は考えが一流だということがわかる。
ヤクザは、最強・最凶の裁定取引者だもんね。世の中の歪みを金にするのが、
抜群にうまい。それを可能にしているヤクザの組織は一体どういう組織なのか。
情報収集にかける執念もすごい。ヤクザは頭が悪いとやってけないといわれ
るのがわかるね。
オビの文句がいいよね。
「超合金」システムのつくり方
だもんね。
筑摩書房から出ているのが、なんかうれしい。前の会社は浅草橋にあって、
会社は筑摩書房がある蔵前のすぐそば。よく筑摩書房の前を通っていたし、あ
の辺の喫茶店にいると著者と編集者とおぼしき人の打ち合わせ?に遭遇したり
してね。
似た話だと、バンダイがあるから、社員らしき人が、ガンダムの話などして
いることもあったし、任天堂の東京支店も近いから、それらしい話が聞こえて
きたりね。
[URL]
大沢在昌著「狼花 新宿鮫IX」
[URL]
山平重樹著「ヤクザに学ぶ組織論 (新書) 」
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