渡辺竜王対Bonanzaが実現!
2006-11-21


ASAHIネット([URL]のjouwa/salonからホットコーナー([URL] )に転載したものから。
---
 将棋の渡辺明竜王のブログ、すごいことが書いてありました。
[URL]
新棋戦創設記者会見。

 なんと、来年3月21日に、現在最強といわれるあのコンピュータ将棋ソフ
トBonanza(ボナンザ)と対戦することが決定!

[URL]
Bonanza

 ちなみにぼくはBonanzaと対戦したことないです。だって、絶対、ぼろ負け
だもん。おれ、激指4の8級でやっと勝ちこせるくらいだもんね(泣)。
 この前、実戦で3手詰めがわからなかった(爆泣)。勝ったけどその後20手
くらいかかった。あとで調べたら、3手詰めの局面があったの。詰め将棋なら
3手詰めはわかる。5手詰めもだいたいわかる。7手詰めはわからないこと多
い。でも、実戦だと3手詰めがわからないのね。そんなのがBonanzaに勝てる
わけない。人間で勝てるのは500人くらいらしいですね。

 渡辺竜王は、今年の世界コンピュータ将棋選手権でも解説してらしたし、
Bonanzaと戦うには最適かつ話題性も十分な棋士ですね。渡辺竜王は若くて強
いし、コンピュータやネットにも明るいし、時代が望み、出るべくして出た傑
物だと感じますね。渡辺竜王がいてくれてよかったなあと思います。

 それと、ネットを使った「大和証券杯ネット将棋・最強戦」もびっくり。何
がびっくりって、棋士が自宅からネットでアクセスして対戦するそうなんです。
 不正が起きないのかなどといろいろいわれているようですし、渡辺竜王自身
は、誰かに監視してもらいたいようです。そうしないと、長い手順の見事の寄
せを決めてみせても、「どうせ、将棋ソフトで詰みを確認したんだろ」などと
いうカンニング疑惑にさらされるのがいやだという。

 これ、羽生三冠が
[URL]
羽生善治, 松原仁, 伊藤毅志著「先を読む頭脳」
でいってる心配とつながる話。
 どういう話かといえば、いまの将棋界は性善説で成り立っている。将棋の国
際化がはじまって外国人棋士がどんどん来たり、チェスのようなチームプレー
もありという連中も来るようになったら、暗黙の了解、あうんの呼吸、性善説
でやっている将棋界は大丈夫か。かなり細かいことまでびっちり決めないとい
けないような世界になってしまうんじゃないか。時代の流れかもしれないが、
そういうのはなんだかなあ。などという話。
 今回の場合も、「トップ棋士は他人から助言を受けるようなまねはしない」
(米長会長)などということになってます。
 棋士はそんな卑怯なことはしない。まあ、武士道ですね。\(^O^)/
 でも、そんなの通用しない世界観で生きてきた人間なんてごまんといるわけ
で、世界から棋士がやってくるとどうなるんでしょうね。

  この本にも、Bonanzaのことがちょっと書いてあって、全幅探索だと書い
てあったと思う。つまり、探索木の枝刈りはしないってことなんでしょうね。
ソースは読んでないけど、タケチ君がいってたみたいに、ベタ読みなんだね。
 これ、ハードウェアが速くなるとどんどん強くなる方法。読み落としがない。
 いままでハードウェアが遅いから深く読むために枝刈りが必要だったけど、
もう、面倒だからいいやと開き直ったら、とってもいい結果が出たということ
なんでしょう。

 この本のこと、ほかにも書きたいことがあって、というか、それが一番、ぼ
くがこの本を読んで面白かったことなんだけど、時間がないので、またいつか。

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット