ASAHIネット(
[URL]のjouwa/salonからホットコーナー(
[URL] )に転載したものから。
---
[URL]
日経サイエンス2006年10月号
の、
[URL]
光学技術に革命を起こすスーパーレンズ
のことを「恐るべし、負の屈折率!\(^O^)/」で書いて、そのとき、
[URL]
鳥たちが見る色あざやかな世界
のことも
鳥は、人間と違って紫外線も見えるんですね。つーか、哺乳類だけが紫外線
が見えないのね。哺乳類や人間のほうが変なわけです。\(^O^)/
それには進化の歴史が関わっていて、面白い話が展開されています。
と書きました。
そしたら、森田さんから、こんなメールが。
--- ここから ---
中村正三郎様
ひさしぶりにページを見ました。
「ほ乳類だけ紫外線が見えない」という話ですがNHKの番組で「恐竜vsほ乳
類 1億5千万年の戦い」という番組がありました。
これによると恐竜時代の始めのほ乳類はネズミ程度の大きさしかなく、恐竜時
代の終わりのほ乳類もネズミ程度の大きさしかなかったそうです。
最初に進化によりでかい体を得た恐竜が天下を取ったわけです。これにより、
ほ乳類は身を守るため穴倉で生活するようになり恐竜達が寝静まった夜に活動
したそうです。
この番組では目の話は出ませんでしたが・・
魚類や恐竜たちは常に太陽の光を浴びて生活していたので紫外線が見えていた
はず。そして、恐竜の子孫の鳥類も見えるわけです。
しかし、ほ乳類の先祖が何億年も穴倉生活をしていたのなら「退化してしまっ
た」ことは理解できると思います。
恐竜時代、昼間にのこのこ歩いていたら食われるだけですから、この話、なん
かせつなくなりますねぇ(^^;
ということで、今後も面白い記事を期待してまーす。
--- ここまで ---
日経サイエンスで展開されていた進化の話は、まさに森田さんの言うとおり。
もう少し詳しくいうと、網膜にある錐体視細胞には、4つのタイプがあって、
鳥類もそうだし、哺乳類以外のほとんどはこの4つを持ってるんだそうです。
初期の哺乳類は夜行性だから、色は生存に必須じゃないから、4タイプのう
ち、たった2タイプしかもたないように退化したんですね。
でも、恐竜が絶滅して、昼間に活動できるようになったら、果物を見分ける
など、色が重要になったので、ヒトを含む旧世界霊長類は、長波長タイプの錐
体視細胞の遺伝子が重複して、さらに変異を起こして、第3の錐体視細胞を
「再生」したんだそうです。
鳥にほんとに紫外線が見えているかどうかの実験とか、いろいろ考えてます
ね。鳥はしゃべれないから、視力検査みたいに鳥に訊ねるわけにはいかないか
ら。^^;
キク科の花を鳥が見えている風に再現した写真があるんですけど、人間の目
には、たとえば、中心に黒っぽい円(塗りつぶされている)が見えて、花びらは
全面黄色にしか見えないけど、鳥には、花びらの色が途中で変わって大きな円
(塗りつぶされている)も見えるんですね。
紫外線が見えて役に立つのかといえば、ハタネズミの糞や尿は紫外線を反射
するから、通り道を見つけられるんですって。
色覚に関連して、東大の中村正二先生(お、おれと名前が似ているな。
\(^O^)/)の「サルの色覚が教えてくれること」という論文もあって、これが
また面白い。
中南米にいる新世界ザルは、同一種の中に、2色型と3色型の組み合わせで
セコメントをする