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【第3回】新東京タワー建設を急げ ネットとのインフラ大競争待ったなし
(前編)
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【第4回】新東京タワー建設を急げ ネットとのインフラ大競争待ったなし
(後編)
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【第5回】芸能界とテレビの蜜月に変化あり
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【第6回】経産省が後押しする下請け番組制作会社の逆襲
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【第7回】ネット進出より“おいしい”キー局と地方局の関係
もう6,7年前? もっと前? NHKブックスからインターネットの本をだ
すかどうかで、目次まで出して結局書けずに大変申し訳ないことをしたんです
が、その打ち合わせのときに、部長の方?には、「これからNHKのライバルは
民放じゃなくてNTTです」とか、逆にNTTが放送を始めたらNHKはどうするんで
すか?」などと質問したり、「NHK + NTTの強者連合ができると、ほかは真っ
青でしょうね」などといってたんです。まだ、孫さんとこが、ADSLをやる前で、
NTTがISDNに執着してて、ブロードバンドなど夢で、世界でも遅れた国になっ
ていたころです。
これだけブロードバンドが普及してくると、前も書いたように、第7回にあ
るような県域を越えた放送を許さんとか、東京キー局による系列化とか、そん
なのは技術的には嘘もいいとこ。他県のテレビ放送が自由にみられる技術があ
るのに、それを許さないのは、冷戦時代の東欧や、いまの北朝鮮か中国みたい
な感じがしませんか。みんな、不思議に思わない?
こうやって振り返ってみたり、現状を眺めてみると、どこからどうみても、
いまテレビ屋がやってることは、国民の福祉と文化的生活の向上を阻むような
ことばかり。
連中の頭にあるのは、ぼろ儲け利権の維持だけ。早くこういう利権構造が解
体されると面白いが、そうなるとテレビ局の莫大な儲けにおんぶにだっこの新
聞やテレビ系のジャーナリズムと称するものがどうなるかも、また興味深い。
彼らのいう報道を維持できるのか。そのとき国民はどうするのか。
最近、どこかで読んだ話で一番嗤ったのは、トヨタが昨年北米で一番売った
車は、一切テレビCMしなかったんですってね。それで一番売れた。昔から、
テレビ広告は効果がどれくらいあるかいつも疑問がもたれてましたけど、あま
りに露骨な例が出たので、トヨタがこれからテレビCMを減らし、他社もそれ
に続くと大変だとテレビ屋、広告屋が心配しているそうです。
インターネット広告なら、どれだけの人間がどこでどう行動したか、はっき
りトラッキング(追跡)できて、さらには年齢、性別、趣味なども情報が得られ
て、テレビCMのようないい加減なものではない、もっと定量的な、あるいは
科学的(嗤)分析が可能ですし、スポンサーも納得感が得やすいですからね。
逆にいうと、みんな、気楽にネットサーフィンとか、やれMixiだなんだって
やってて、ぽんぽん個人情報を詳しく書いてるけど、あんたらの行動は、全部、
監視、追跡、分析されて、個人情報は収集されて、マーケティング(宣伝、売
り込み)のデータになってるんです。あんたらが無料でいろんなサービスを使
えるのは、なぜか。その料金を払っているのは誰か。ちょっと考えればわかる
ことなんだけど、学生だと気づいてない奴が多くて、お前ら、もっとリテラシ
ーもてよと思う。それで、おれが教えに行くわけ。
今日は、もう疲れた。BioExpoは疲れた。お目当ての人には会えなかったし。
パナソニックのショールーム面白かった。
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