ASAHIネット(
[URL]のjouwa/salonからホットコーナー(
[URL] )に転載したものから。
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これも買おう、買おうと思って、やっと買ったもの。
大塚将司著「日経新聞の黒い霧」(講談社)です。
これも、ジャーナリズムやメディアに関心がある人は、必読。
日本経済新聞という日本を代表する経済紙で、進んでいたすさまじい腐敗。
その闇に切り込んでいったのが、日経の現役敏腕記者だった大塚さんです。
経済事件史的には、イトマン事件など経済事件との関係が有名ですが、俗物
的には、鶴田卓彦日経社長が、赤坂のクラブ「ひら川」(これは本書での名称。
ほんとにひら川だったかどうか未確認ですみません)に年間3000万円以上
使っていて、10年で3億も貢いでいる、これはなんだというのが、男と女の
話もからんで話題になりましたね。
言論報道機関の経営者として失格と追求された鶴田社長は、大塚さんをクビ
にしたり、訴訟を起こしたりいろいろやりましたし、いまもやってる最中です。
鶴田社長は一応失脚はしたけど、その後の経営陣は鶴田の子飼いでしょうか
ら、日経の改革はまだまだなんでしょう。
まだ読んでないんですが、これまで主に雑誌で報道されてきたこれらの事件
が、日経内部、当事者からどういう風にみえていたのかが興味津々ですね。
講談社の内容紹介から。
--- ここから ---
見て見ぬふりをするか。それとも、闘うか。
イトマン事件、コスモ信組事件、TCW事件……経済犯罪史に残る3事件の裏面で
蠢いた日経幹部がいた。元・日経エース記者だった著者は、疑惑を追及するた
め孤独な闘いを挑む。精緻な分析・調査によって、浮かび上がってきた背筋の
寒くなるような真相とは――。
--- ここまで ---
[URL]
大塚将司「日経新聞の黒い霧」(講談社)
ひょっとしてと思って、講談社
[URL]
大塚将司「日経新聞の黒い霧」(講談社)
をみたら、これも在庫切れ。
さっきのフジサンケイの闇を暴いた「メディアの支配者」に書いたのと同じ
こと書いておこう。^^;
それくらい売れているということでしょう。あるいは、フジサンケイが暗部、
恥部を世間に知られたくないから買い占めているんでしょうか。^^;
この買占め手法は、大企業はちょくちょく使いますね。
なお、この鶴田事件は、高杉良がモデルにして小説「乱気流」を書いていま
す。それでたしか、鶴田側から訴訟を起こされたんじゃないかな。
鶴田って人、なんか、みっともない。
[URL]
高杉良「乱気流―小説・巨大経済新聞 (上)」
[URL]
高杉良「乱気流―小説・巨大経済新聞 (下)」
ひょっとして、これも講談社で品切れかと思って
[URL]
高杉良「乱気流―小説・巨大経済新聞 (上)」
[URL]
高杉良「乱気流―小説・巨大経済新聞 (下)」
をみると、品切れではありませんでした。
やっぱ、中川一徳「メディアの支配者(上下)」(講談社)、大塚将司「日経
新聞の黒い霧」(講談社)は売れてるんですね。
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