コンピュータ将棋ソフトの影響は、将棋ソフト「エルモ(Elmo)」が好む囲いなので、エルモ囲いと名付けられた囲いとか、いろいろある。
　エルモ囲いも、いまは対策も出てきて、以前より脅威ではなくなったみたい。
　なお、エルモ囲いは、昔、昭和の大名人である中原誠16世永世名人が指していたことがあるそうだ。コンピュータによる再発見だね。
　ほかに、すぐ思い出せるのは、先手矢倉に対する後手の左美濃急戦。あれで、将棋の純文学と言われる矢倉が減った。それと、４八金、２九飛車の構え。これもコンピュータが好む配置で、いろんな戦型で登場するようになった。
　そして、コンピュータは、人間が、これは無理攻めじゃないかと思うような攻撃をすることが多く、以前は、渡辺明竜王(当時)の「隙あらば、穴熊」という言葉に象徴されるように、がっちり守りを固めて、少ない攻撃用の駒で巧みに攻めをつないで勝つというのが主流の考え方だったが、いまは、隙あらば急戦で攻め、守りはあまり固めず、バランスを考えながらという将棋が増えた。
　そんなこんなを知ることができる本です。

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コンピュータは将棋をどう変えたか? (マイナビ将棋BOOKS) (日本語) 単行本（ソフトカバー） 〓 2018/10/23
西尾明 (著)

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コンピュータは将棋をどう変えたか？ (マイナビ将棋BOOKS) Kindle版
西尾 明 (著) 形式: Kindle版

■コンピュータ将棋ソフト
　観るだけの観る将ではなく、将棋を指してみたいと思う人は、コンピュータ将棋ソフトで腕試しをどうぞ。
　ぼくは、激指を昔、マイナビからプレゼントしてもらった。アマ竜王戦で激指が人間を破ってベスト16になったことをウェブに書いたら、マイナビにいるぼくのファンの人から、送りますといって送ってもらった。
　その頃のことは、ブログになる前の
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乳の詫び状(2005/09/27)の標題: 将棋ソフト、激指はアマ竜王戦でベスト１６！
や
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乳の詫び状(2005/10/01)の標題: Re: 将棋ソフト、激指はアマ竜王戦でベスト１６！
に書いている。
　その後、何度か、激指の新バージョンを買い、激指の定跡道場を買い、たまに指す。ボロ負け。(>_<)

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マイナビ 将棋神 やねうら王
ブランド: マイナビ出版
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マイナビ 将棋レボリューション 激指15
ブランド: マイナビ出版
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マイナビ 激指 定跡道場4
ブランド: マイナビ出版
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イーフロンティア AI将棋 Version 19 Windows 10対応版
ブランド: イーフロンティア
プラットフォーム : Windows

　このレベルのコンピュータ将棋ソフトでも、人間のプロでも勝てないレベルですが、世界コンピュータ将棋選手権の優勝ソフトでも、100戦して数回しか勝てないのが、Googleが開発したアルファゼロ(Alpha Zero)。
　Alpha Zeroは、囲碁の人間のトッププロを破ったアルファ碁(Alpha Go)の進化版。
　専用AIチップ(Tensorflowをチップ化)をたくさん積んだモンスターマシン。チェスも将棋も囲碁も圧倒的に強い。すでに解体されたらしいが、いつか復活するかも。