18トリソミー、パトー(パトウ)症候群の子どもたちの写真集、13トリソミー(エドワーズ症候群)「運命の子 トリソミー: 短命という定めの男の子を授かった家族の物語」、21トリソミーのダウン症のことなど。保育士・教師のためのティーチャーズ・トレーニング: 発達障害のある子への効果的な対応を学ぶ。こうすればうまくいく発達障害のペアレント・トレーニング実践マニュアル
2018-03-27


ASAHIネット([URL] )のjouwa/salonから。
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 後述、「運命の子」の説明から。
--- ここから ---
人間の生命は、両親から一本ずつ染色体を受け継ぎ誕生しますが、染色体が三本に増えている病気がトリソミーです。異常のある染色体の番号によって、「13トリソミー」「18トリソミー」「21トリソミー(別称・ダウン症)」などがあります。13トリソミーの赤ちゃんは、心臓の奇形や脳の発達障害があるため、半数--- ここまで ---

 21トリソミーのダウン症候群は、内容はよく知らなくても、名前だけは知っている人が多いと思うけど、13トリソミーのパトー(パトウ)症候群、18トリソミーのエドワーズ症候群は、知らない人が多いと思う。

[URL]染色体異常
[URL]ダウン症候群
[URL]パトウ症候群
[URL]エドワーズ症候群

 つい、数日前、NHKの首都圏のニュースで、18トリソミーの赤ちゃん、子供たちの写真集が出たことを知ったので、紹介します。
 クラウドファンディングをやったんですね。
 次のページには、このプロジェクトの代表である岸本太一さんと18トリソミーのお子さんとのこれまでが綴られています。
[URL]
18トリソミー児の家族の想いがつまった写真集を出版したい!
岸本太一 18トリソミーの子どもたち写真展開催者

 これを読むと、うちは、21トリソミーのダウン症ですが、産まれたころを思い出します。
 重い心臓疾患があって、慶應病院での大手術とか、いろいろ書きたいことはあるけれど、いまは、後から妻から聞いた話のみ、書いた気がしていたが、検索しても出てこないので、ちょっと。
 妻は、障碍児を産んだことがショックで、将来を悲観して、子供と一緒に死のうとしていたのです。しかし、ちょうど、ぼくが会社を変わるときで、有休消化でほとんど会社に行っておらず、
「あなたが、ずっと家にいたので、死のうと思っても死ねなかった」
そうです。
 ぼーっとしていて、普段は、役に立たないおれですが、たまには、役に立つことがある。\(^O^)/
 障碍児を産んだショックから立ち直った妻のその後は、素晴らしいというより、すさまじい母の愛。子供もぼくも、いくら感謝してもしきれない。
「この子を産んでよかった。この子が産まれてきてくれて、ほんとによかった」
と妻が本心から言ったとき、障碍児の子育ての苦労を乗り越えてきた母の愛情の深さに圧倒され、感動したし、人生の意味を考えました。
 妻や子供はおいといて、ぼくだけに限っても、それまで順風満帆というより無風状態の、さして起伏のない平凡な人生だったのが、一変。いろんなことを考えたり、やるようになったし、命に対する見方、社会に対する見方、人生に対する見方が、非常に広がって、生きている実感を味わうようになりました。
 それまでが、透明な細いプラスチックの棒のような、色のない、つるっとした人生だったとすれば、障碍児を持ったあとの人生は、太い幹の木で、枝があちこちに伸び、葉が生い茂り、いろいろな色に彩られた人生になった気がします。
 筒井さん(筒井康隆)が言っていた、「子に持って知る子の恩」。

 とはいえ、これは今だから、そう思えるわけで、当時、出生前の診断でダウン症が確定したら、日本でも他の国もでもそうする夫婦が多いように、たぶん、中絶しただろうと思います。だから、産んでも幸せがあるとは軽々しくは言えないし、といって、中絶したらしたで、心の傷は、特に女性のほうの傷は、生涯、なかなか消えないだろうと思います。

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