ASAHIネット(
[URL] )のjouwa/salonから。
---
もう3月の出来事だから、半年経っている。
いつもながら、書くのが遅くてすみません。
DOS時代、一世を風靡し、ぼくも愛用者だったVzエディタの作者であるc.mosさんのツイートを偶然見た。
[URL]
--- ここから ---
そうは言っても、ExcelはともかくVisiCalcは人類史に残る発明だよw
4:55 - 2017年3月20日
--- ここまで ---
発作的にツイートした。
[URL]
--- ここから ---
ほんとそう。ワープロ、データベース、プレゼンテーションはメインフレームやミニコンの時代にも類似物があったが、VisiCalcはパソコンならではの全くの新ジャンル。あれをApple Uの少ないメモリで6502のアセンブラで作り上げたのは、天才の仕事、歴史に残る偉大な仕事。Shozaburo Nakamuraさんが追加
--- ここまで ---
そうしたら、@fujitanozomu(fujita nozomu〓)さんから、こういう質問が来た。
通知にも、いっぱい流れてくるので、これをみたのも、かなりの偶然。
[URL]
--- ここから ---
Wikipediaを見ると
[URL] … VisiCalc以前の表計算ソフトについての記述もありますが
> VisiCalcはパソコンならではの全くの新ジャンル。
なんですか?
12:20 - 2017年3月21日
--- ここまで ---
以来、気になっていて、ゴールデンウィークの休みにちょっと調べた。
書くまでに至らず、3歩歩いて忘れ、夏休みに思い出して、また調べた。
また、3歩歩いて忘れたが、またまた思い出したので、今回、書く。
[URL]
のうち、ぼくの考えでは、バッチ処理のものは、コンピュータ上の電子スプレッドシートとして、VisiCalcに先行したものとはいえない。
注目すべきは、LANPAR。この存在は知りませんでした。
[URL]
LANPAR spreadsheet compiler
LANPARが、VisiCalcのように、ユーザがインタラクティブに、自由にセルを編集できて、リアルタイムでデータがアップデートできるものなら、VisiCalcより先行するものと思える。調べたら、そうなのかどうか、微妙に思いました。
だから、LANPARは、世界初の電子スプレッドシートかもしれないし、それなりにユーザ数はいたようだが、ジャンルを作ったとまでは言えないんじゃないかというのが、ぼくの現在の結論。
ぼくが、微妙だなと思ったのは、あれこれ探した中で見つけた次のPDFの中に、紙に書いたスプレッドシートの設定メモみたいなものがあるでしょ。こういう形で、管理者が設定したものを、ユーザは使うだけなら、VisiCalc的ではないなあと。
特にINPUTと書かれたセルがあるので、実行時にユーザが入力できるのは、INPUTと書かれたセルに限られていたのではないかと推測します。だとすると、ユーザが自由にあちこちのセルに式や値を入れられないわけで、ちょっとイメージが違うなあと思います。
LANPAR spreadsheet compilerという言い方も、ひっかかるんです。
設定メモみたいなものを、なんらかの形でコンピュータに入力して、コンパイルすると、設定通りに動くソフトが出来上がるようなイメージ。
だから、VisiCalcのように、その場の思いつき、試行錯誤で、ひょいひょいあれこれ対話的に変更しながら、ユーザが望みの計算をするスプレッドシートを作っていくものではなかったように思えます。
[URL]
The World's First Electronic Spreadsheet “LANPAR” - Rene Pardo
セコメントをする