C++の解説本、STL, Effectvieシリーズ、ゲームプログラマのためのコーディング技術、リーダブルコード、Code Complete, コーディングを支える技術
2016-04-08


ASAHIネット([URL] )のjouwa/salonから。
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 アンテナハウスの新人から、C++の入門書は何がいいかという質問があったので、ざっくり調べてみた。
 初心者だけでなく、C++を実はろくに理解できておらず、適当に見よう見まね、コピペで済ましている人にも参考になるかも。

 あまりに簡単な入門書、どれでもいいけど、たとえば、
[URL]
やさしいC++ 第4版 (「やさしい」シリーズ) 単行本 2012/8/31
高橋 麻奈 (著)
のような、やさしいとか、簡単とか、明解とかをタイトルで謳う入門書は、最初のとっつきはいいかもしれないが、仕事では、すぐ、そのレベル以上のものが必要になる。
 こういう本が悪いということではなく、こういうレベルの本で入門しても、すぐ、もっとハードな本で勉強しないと、C++のような複雑な言語は、理解できないということ。

 もう1つ、C++の本で、いま、考えておかないといけないのは、C++11やC++14といった新しい規格に対応しているかどうか。
 対応してない本でも、C++の基本的なところがしっかりわかるような本であれば、それで勉強して、C++11やC++14については、別の本でさらに勉強すればよいが、C++11やC++14対応のいい本があれば、それが望ましい。
 で、悩ましいのが、C++のSTLという標準ライブラリは、C++11で入ったラムダ式(Lispの世界ではクロージャと呼ばれてきたもの)を使うと、非常にすっきり書けて、C++11より前の本で書いてあるSTLの使い方は、いかにも面倒に思えること。

 という前提のもとで、以下、ざっくり調べてみた。
 まずは、アマゾンのランキングだと、いまは、
1「独習C++ 第4版」
2「プログラミング言語C++第4版」
3「ロベールのC++入門講座」
が、ベスト3。

 「独習C++ 第4版」のハーバート・シルトは、C++の権威の一人。数々のベストセラーも出してきた。この本は、C++11への目配りはほとんどないみたいだが、それは、別途補うつもりなら、いい選択になりそうに思う。
 「プログラミング言語C++第4版」は、言わずと知れたC++の生みの親、ビャーネ・ストラウストラップが書いた、いわゆるバイブル本。C++11にも対応しているので、1冊、手元に置くなら、これを薦める。ただし、入門として読破するのは大変。
 もっと軽めの本で概要をつかんで、リファレンスとして1冊、置いておくのもあり。そうすれば、C++でわからなくなった時、調べることができるだろうから。
 「ロベールのC++入門講座」は、ネットでの記事がベースだが、人気が高い。C++11は対応してないと思うけど。

 次の人は、「独習C++」を薦めていて、「ロベールのC++入門講座」には否定的。
[URL]
自分が読んだC/C++書籍のレビューとコメント
2014/02/05 22:43

[URL]
独習C++ 第4版 大型本 2010/10/20
ハーバート・シルト (著), 神林 靖 (監修), トップスタジオ (翻訳)
大型本

[URL]
独習C++ 第4版 Kindle版
ハーバート・シルト (著), 株式会社トップスタジオ (翻訳), 神林靖 (監修)
Kindle版

[URL]
プログラミング言語C++第4版 大型本 2015/2/28
ビャーネ・ストラウストラップ (著), Bjarne Stroustrup (著), 柴田 望洋 (翻訳)
大型本

[URL]
プログラミング言語C++ 第4版 Kindle版
ビャーネ・ストラウストラップ (著), 柴田 望洋 (翻訳)
Kindle版

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