ラグビートップリーグ:今日、プレーオフ準決勝で4強が激突!
2014-02-01


ASAHIネット([URL] )のkick/salonからホットコーナー([URL] )に転載したものから。
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 ラグビーのトップリーグは、今日、プレーオフで4強が激突します!
 リーグ1位のパナソニック対リーグ4位の東芝。
 リーグ2位のサントリー対リーグ3位の神戸製鋼。

 東芝は、けが人が多いからなのかな。けがでずっと戦列を離れていた、日本
代表のキャプテンでもある廣瀬俊朗選手が、司令塔SOで復帰ですね。チョー久
々に慶応大学時代やトップリーグデビュー当時のポジションだと思います。
 東芝は今期から加入した、オールブラックス(ニュージランド代表)がワール
ドカップ優勝をしたときのメンバーであるリチャード・カフイ選手が注目です。
 トップリーグデビューのとき、途中から入ったら、いきなりハードタックル
で、相手はKO。その後も2回ハードタックルで、相手をKO。キックしたボール
をキャッチしようとして死角になっているときに、近づいて、キャッチした途
端に、ガツーンとタックルしてました。最後のは、相手の攻撃を完全に読んで
いました。ベンチにいるときから試合をみて攻撃パターンを読んでいたんでし
ょうね。普通、ディフェンスはラインを揃えて守っているけど、このときは、
カフイ選手だけ、するするとラインから離れて、相手の飛ばしパスを読み切っ
て、パスを受けた選手にハードタックルでKO.
 大型の猫科の肉食獣が、気配を消して、死角から襲いかかるみたいに、襲っ
てました。おっとろしいわ。

 パナソニックは、今シーズン、守備がすごいし、カウンターアタックが素晴
らしい。
 日本ラグビー史上、初めて、世界最高峰のスーパーラグビーでレギュラーと
して活躍した、スクラムハーフ(SH)の田中史朗がいい。サッカーでいえば、ヨ
ーロッパチャンピオンリーグで大活躍したようなものです。
 それから、司令塔ベリック・バーンズ選手がいい。

 東芝とのリーグ戦では、ラスト・ワン・プレイのペナルティゴールが決まっ
ていれば、逆転だったけど、はずれました。蹴った宇薄(うすづき)岳央選手は、
ちょっとかわいそうだった。選手交代とけが人で、最後のあの場面、キッカー
がいなくて、宇薄選手にお鉢が回ってきたんだけど、あの試合での初めて蹴る
キックが、ラストプレーで決まれば逆転勝ちのキックで、やや難しい位置だっ
たし。
、そんなパナソニック対東芝。東芝、がんばれー。

 そして、リーグでの、王者サントリーとの戦いは圧巻でした。
 あの超攻撃ラグビー、アタッキングラグビーのサントリーが、パナソニック
の激しい守備の前に、何もできない。逆に切れ味鋭い攻撃で、トライをどんど
ん取られました。パナソニックは、山田章仁選手、北川智規選手、三宅敬選手
という毎シーズン、トライ王争いに名乗りを上げる選手がいるので、切れ味が
すごいんです。
 パナソニックの強さ、自信を象徴したのが、試合終了間際のプレー。
 パナソニックゴール前までサントリーが攻めていて、パナソニックがボール
を奪った。もうホーンが鳴って、パナソニックはボールをタッチに蹴り出せば
ノーサイドで試合終了。
 しかし、なんと、自陣ゴール前から、パスを回して、トライを取りに行った。
この攻撃がつながって、最後は、バーンズ選手が、右手のスナップで自分の体
の後ろを通して、左後方の味方にパスするトリッキーなパスを通して、トライ。
 スローでみるとわかるんだけど、どう手とボールが動いたのかわからないマ
ジックのようなパスでした。

 神戸製鋼は、今シーズン、調子がいいし、サントリーは、昨シーズンまでの
絶対的な強さにややかげりが出始めているのかもしれないけれど、きっと勝っ
てくれるでしょう。


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