東京オペラシティ ニューイヤー・ジャズ・コンサート2014 山下洋輔プロデュース・ファイナル「ジャズのもう一つの夜明け」
2014-01-14


ASAHIネット([URL] )のtti/salon(筒井康隆会議室)からホットコーナー([URL] )に転載したものから。
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 MINちゃん、遅くなりました。すみません。
 演奏曲目や演奏内容は、J.Paulさん、アホウドリさんが書いておられるので、
別のことを。
 14年間も続いた、新年はこれで明ける「ニューイヤー・ジャズ・コンサート」
も、これが最後ということだし、藤本ベさんにiPhoneのプログラミングのこと
で教えてもらいたいことがあったので、久々にレセプションに。

 間近にみる高橋信之介さんは、ステージのパワフルなドラミングからすると、
思ったより小柄な人でした。トニー・ウィリアムスかと思いました。トニー・
ウィリアムスを間近に見たことはないけれど。

 挾間美帆さんは、スピーチの途中で思わず声をつまらせていました。
 正月の餅が?
 ちがーう! このニューイヤー・ジャズ・コンサートをきっかけに、あっと
いう間にCDデビュー、ニューヨークデビューで大絶賛という境遇になったんだ
から、まさにシンデレラストーリー。自分を見い出してくれた山下さんへの恩、
そして今回で最後になった、このコンサートのことを思い、思わず、涙になっ
たわけよ。
 そうかあ。そうだよね。ついこの前まで国立音大の学生で、府中の芸術の森
であった山野楽器主催のビッグバンドコンテストに国立音大のビッグバンドで
ピアノを弾いていた人なんだもんね。走馬燈のように、いろんなシーンが思い
出されたんだろうねえ。

 スガダイローさんは、山下さんとフリージャズのピアノバトルですさまじい
演奏をした人。演奏は、文字通り格闘技であって、山下さんもスガさんも、パ
ンチ、手刀、肘打ちは当たり前、
 最後に、お二人は、それぞれ自分の目の前にあるピアノを真空飛び膝蹴りで
失神させたあと、なんと、あの巨大なフルコンサートグランドピアノをプロレ
スの禁じ手「ドラゴンスープレックス」でステージに叩きつけて粉々にしまし
た。
 ないない。そこまでしてない。
 まあ、それくらいの演奏だったということです。
 そのスガダイローさん。スピーチで、
「今回は勝てると思ったが、まだまだ修行が足りませんでした。指先から流血
してしまいました」
 それを聞いた山下さん。スガさんの肩を抱きながら、うれしそうに一言。
「まあ、あと30年やれば、流血しないコツがわかるよ♪」
 会場、大爆笑。

 寺久保エレナさんのバンドは、ストレートなジャズでしたが、このとき、山
下さんは、実に楽しそうだった。
 特に、ベース、ドラムといったリズム隊と霊感でコンタクトしながら、バッ
キングをやっているときが、実にうれしそう、楽しそう。
 それを観て聴いていると、ああ、音楽ってすごいなあ、素晴らしいなあと、
素直に思える瞬間でした。

 主催者、出演者のスピーチが終わり、ベさんとも話し終わったので、そろそ
ろ、一言ご挨拶してお暇しようとしたら、ファイナルということもあるのでし
ょう。
 山下さんに一言ご挨拶&記念写真ご希望の方々が長蛇の列。
 ベさんとは、じゃ、遠くから手を振って、山下さんが気づいたら、ペコリと
頭を下げて退出しましょうということになって、二人で手を振ったら、山下さ
んが気づかれて、我々、ペコリと頭を下げて帰ろうとしたら、山下さんが、大
声で呼び止めてくださいました。
「筒井さんがお見えになっていたが、お話できましたか?」
「はい。会場で、光子様とばったりお会いして、筒井さんの席を教えていただ
きまして、そこで挨拶させていただきました」
 ベさんにも、あれこれと話しかけておられました。
 ヤノピさま。お気遣いありがとうございました。長蛇の列の方々、途中、山

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