ASAHIネット(
[URL] )のjouwa/salonからホットコーナー(
[URL] )に転載したものから。
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NHKの東北発未来塾で、千葉工業大学未来ロボット技術研究センタ(FuRo)の
古田貴之先生が、ロボッのチカラをやっていた。
千葉工大といえば、福島原発で大活躍しているロボットQuince(クインス)が
有名です。
原発事故が発生して、当初は、日本ではお掃除ロボット「ルンバ」で有名、
でも、実は軍事ロボットで有名なiRobotのロボットを入れたと記憶している。
高レベルの放射線で人間が近づけない原子炉建屋の中は、ロボットで調べる
しかないから。でも、急な階段は全然上れないし、ほとんど役立たず。
それなのに、日本のマスコミやそこに出てくるコメンテータの大半は文系で、
科学もロボットもわからないバカばかりなので、日本のロボット技術は世界一
というが、これじゃ大したことないなどと、言いまくってたよね。
おれは、アメリカの軍事ロボットを投入するわけだから、日本だって、軍事
ロボットをやらせれば、あっという間に世界一の軍事ロボットを作るだろうな
どと書いた記憶がある。検索しても、よくわからなかったが。
ま、このままいけば、安倍ちゃん(安倍晋三)が、軍事ロボットも解禁して、
輸出もできるようにするでしょう。
それはともかく、そんなときに、千葉工大の古田先生のところに経産省から
助けを求める話が来て、2週間くらいほんとに不眠不休で、Quinceを投入でき
るようにしていた記憶がある。で、実際にやってみたら、大成功。
いまでも、原子炉建屋の中、1階から5階まで移動して調査できるのは、
Quinceだけなんだってね。
Quinceの動画はたくさんがあるが、とりあえず、これ。
[URL]
福島原発投入へ 日本製ロボットQuince(クインス)
こっちは、あんまり役に立たなかったアメリカの軍事ロボット
[URL]
原発に派遣された軍事ロボット
放送で知ったが、古田先生は脊髄をやられる難病で余命8年と宣告され、車
椅子や杖をついての生活を余儀なくされていたんだね。後に奇跡的に病気は治
るんだけど、余命を宣告されたときは、どうせ死ぬなら、大好きなロボットの
ことを一生懸命にやれるだけやって死のうと覚悟したそうな。
で、考えたロボットは、歩行困難な人を乗せて2足歩行でどんなところでも
行ける、いわば新世代車椅子ロボット。
そのときのデザインのスケッチが出ていたが、栴檀は双葉より芳しというが、
ほんとだね。フォルムがかっこいいし、すごく絵が上手。中学生でこんなもの
を描いているんだと思いました。
研究室や研究のやり方も非常にユニーク。風呂場や台所もあって生活感いっ
ぱいで、生活の中で使えるロボットをそこで研究している。
中学のときに構想したロボットは、30年経って、二足歩行ロボットCORE(コ
ア)になっていた。
[URL]
■森山和道の「ヒトと機械の境界面」■
千葉工大fuRo、大型2足歩行ロボット「core」を発表
〜可搬重量100kg、世界最大級
(2010年 9月 21日)
Halluc 2(ハルクツー)は、ゴキブリ的なフォルムだが、どこでも移動できる
ように考えた脚がすごい。あとは、羽で飛べたら完璧でしょう。
動画があった。
[URL]
Halluc 2(ハルクツー)
ちょっとした立ち話など、物理的にすぐ話が出来ることはとても大事という
のも実感するし、パーティションの間の十字路になっている付近の床に寝そべ
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