板垣恵介「裏 最強 土下座」。クローズアップ現代の「土下座」の回の感想も
2013-10-20


ASAHIネット([URL] )のjouwa/salonからホットコーナー([URL] )に転載したものから。
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 土下座ネタのメモの出し忘れ。

[URL]
裏 最強 土下座 [単行本]
板垣 恵介 (著)

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『刃牙(バキ)』『謝男(シャーマン)』の板垣恵介が「土下座最強伝説」の誕生
を語りつくす!! これは常識破りの成功哲学だ。
累計5000万部のベストセラー『刃牙』シリーズで、「本当の強さとは?」を追
求してきた板垣恵介が辿り着いたもうひとつの闘い方──それが「土下座」だ
った。誰もが究極の謝罪だと考えていた「土下座」には、とてつもない攻撃性・
破壊力が秘められていることに気づいた著者が、土下座の可能性を徹底的に語
りつくす。
「土下座」を、謝罪の行為「黒土下座」、感謝の座礼「白土下座」、見せ掛け
だけの「ニセ土下座」の3つに分類。『謝男(シャーマン)』では描き切れない
土下座についての考察、土下座が秘める強引性・攻撃性、下から目線の心地よ
さ、そして土下座が秘める新しい魅力など、漫画家の視点で数多くの実体験を
交えながら展開しています。
スペシャルインタビューでは、『どげせん』から『謝男(シャーマン)』へと変
わった創作に裏側についても熱く語っています。
内容(「BOOK」データベースより)
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土下座には“された”側に有無を言わせぬ強引性がある。筋違いのお願いも無
理やり押し通す破壊力。それは攻撃性と言い換えてもいい。それが板垣の主観
であり、雑感である。今、土下座の可能性を徹底的に語りつくす!!
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[URL]
人が“土下座”をする理由とは? 黒、白、ニセの3つに分類
ダ・ヴィンチ電子ナビ10月13日(日)11時20分

 クローズアップ現代の「土下座」の回の感想書いたつもりだったが、ないみ
たい。
 最近、こういうのが多いなあ。頭の中で書き終わって、忙しいから実際に書
いてないのに、書いた気になってる。
 クローズアップ現代では、結局、マンガの「どげせん」「どげせんR」「謝
男」は、出なかったね。
 番組をみて、さもありなんと思った。

 クローズアップ現代での土下座の扱いは、日本では、とにかく土下座すれば、
水に流すことができて、それ以上追求もなく、本質的な問題を隠せる、臭い物
に蓋ができる。そういう風潮が蔓延するいまの日本社会は、などなど、そうい
う作りだった。
 「どげせん」たちの土下座は、そんな矮小なものではない。
 番組では、土下座をみるといい気分はしないという話があったが、「どげせ
ん」たちの土下座は、逆に、それをみた者たちが、神聖なものをみた気持ちに
なるものとして描かれている。
 すなわち、神仏、あるいは宇宙や天と対話する儀式のレベルに昇華されてい
るのだ。そこが、このマンガ、土下座観の素晴らしさ。
 「どげせん」たちの土下座は、土下座をさせた者に、その生き様、人生観、
宇宙観を問う。土下座をさせた者は、それにおののく。
「おれ/あたしは、この人にこんなところで土下座をさせてよかったのか。お
れ/あたしは、この人に、土下座をさせるだけの資格があるのか。それだけの
人生を生きてきたのか。土下座させるにふさわしい生き様だったのか。日々、
世俗にまみれ、怠惰に過ごしてきただけだろう。そんなおれ/あたしが、この
人に土下座をさせてしまった。ああ、この償いは、どうすればいいのだろう。
そうだ。これからの人生を悔いなく、日々、世のため、人のために、懸命に生
きることでしかなしえない。ああ、それに気づかせてくれてありがとう」

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